徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    薬品分析学特論II

科目番号27848担当教員名宗野 真和単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次1年2年
授業概要
(授業目的・方針 等)有機反応は、大別すると、イオン反応、フリーラジカル反応、ペリ環状反応の3種に分けられる。このうちフリーラジカル反応は、連鎖反応でコントロールが困難であり、位置および立体選択性なども低いものと、みられがちであった。近年になり、電子移動による還元および酸化反応について研究が重ねられ、フリーラジカル中間体を用いた高選択性の反応が数多く見いだされるようになってきている。本特論では、これらラジカル反応の特異性、機能性および将来性について、有機電解反応および一電子還元剤などの例を中心に概説する。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】フリーラジカルの生成と反応  
【2】電子移動と有機フリーラジカル  
【3】一電子酸化剤および一電子還元剤を用いた化学反応  
【4】ヨウ化サマリウムを用いた分子内環化反応  
【5】ヨウ化サマリウムを用いた分子間カップリング反応  
【6】有機電解反応と応用  
【7】有機化合物の酸化と還元  
【8】有機電解還元を用いた炭素-炭素結合生成反応  
【9】有機電解酸化反応を用いた官能基化反応  
【10】電気化学的測定法  
【11】フリーラジカルの検出と電子スピン共鳴法(ESR)  
【12】活性酸素・フリーラジカルと生体  
【13】ESR-スピントラップ法  
【14】ESR-スピンラベル法  
【15】ESR測定の実際  
評価方法
課題レポート
教科書
プリントまたはスライド
参考図書
「電子移動の化学」(渡辺・中林 著)(朝倉書店)、「有機フリーラジカルの化学」(東郷 著)(講談社サイエンティフィク)
備考