徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    数学A

科目番号12463担当教員名松本 新功単位2単位
科目群一般必修・選択選択開講期前期 対象年次1年
授業概要
 薬学の専門学習で必要な,指数・対数・微積分学・統計学を学ぶ.特に,以後の専門学習や研究活動にて,微積分学の知識を含んだ数式を正しく理解し,道具として応用できる技能を養う.高校数学で学ぶ曲線の傾きや面積・体積計算のみならず,一般的な数学・物理モデルにも広く対応できる,より実用的な微積分学の使い方を身につける.
到達目標
【知識】
 ・指数・対数の概念と公式を正しく理解している.
 ・微積分の基本的な概念と公式を正しく理解している.微小量の概念を正しく理解し,微分方程式の立式等に応用することができる.

【技能】
 ・指数・対数の計算ができる.
 ・初等関数の微積分の計算ができる.
 ・基本的な1階の常微分方程式の計算ができる.
 ・分散,期待値など統計学の基本的な計算ができる.

【思考・判断】
 ・指数対数,微積分等の応用問題を解くにあたって,必要な数学の知識を正しく選択することができる.
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】・数学力テスト
・本講義について
  
【2】微分計算の基礎1(初等関数の微分公式等)・講義(一斉講義形式)
・演習
【予習】教科書1のp.73-76を読んでおくこと(30分).
【復習】演習プリントvol.1の中で,講義で指示された問題を解く(30分).
【3】微分計算の基礎2(合成関数の微分等)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【予習】教科書1のp.77-81を読んでおくこと(30分).
【復習】演習プリントvol.1の中で,講義で指示された問題を解く(45分).
【4】積分計算の基礎1(初等関数の積分公式)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【予習】教科書1のp.90-93を読んでおくこと(30分).
【復習】演習プリントvol.2の中で,講義で指示された問題を解く(30分).
【5】積分計算の基礎2(置換積分法,部分積分法等)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【予習】教科書1のp.94-96,を読んでおくこと(30分).
【復習】演習プリントvol.2の中で,講義で指示された問題を解く(30分).
【提出課題】微分・積分の計算問題を宿題として課します.翌週に提出すること(60分).
【6】指数とその計算法(指数の概念と指数法則)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【予習】教科書1のp.42-48を読んでおくこと(30分).
【復習】演習プリントvol.3の中で,講義で指示された問題を解く(45分).
【7】対数とその計算法(対数の概念と対数法則)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【予習】教科書1のp.52-56を読んでおくこと(30分)
【復習】演習プリントvol.4の中で,講義で指示された問題を解く(45分).
【提出課題】指数・対数の計算問題を宿題として課します.翌週に提出すること.
【8】中間試験  
【9】微積分学の応用1(積分で面積を求める際の,様々な微小量の取り方)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【予習】教科書1のp.97-98等をヒントに,「積分とは結局,何の計算なのか?」を考えておいてください(20分).
【復習】講義で紹介した例題を解き直しておく(30分).
【10】微積分学の応用2(距離・速さ・加速度と積分の関係)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【予習】物理学の参考書で,速さ・加速度の定義を確認しておいてください.(例えば,参考書1のp.8-24)(15分)
【復習1】講義で紹介した例題を解き直しておく(20分).
【復習2】演習プリント4-1の問題を解く(30分).
【11】微積分学の応用3(より一般的な数学・物理モデルへの応用)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【予習】第7,8回目の講義内容を再確認しておく.理解が十分でない場合は,理解できるまで「考える」.
【復習】演習プリント4-2の問題を解く(45分).
【12】常微分方程式の計算法(簡単な1階の常微分方程式とその解法)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【提出課題】微分方程式の計算問題を宿題として課します.翌週に提出する(2時間)
【13】常微分方程式の応用1(簡単な数学・物理モデルへの応用)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【復習】演習プリント5-2のうち,講義で取り上げた問題を解き直す(30分).
【14】常微分方程式の応用2(演習)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
【復習】演習プリント5-3のうち,講義で取り上げた問題を解き直す(30分).
【15】統計学の基礎1(確率分布の考え方)・小テスト
・講義(一斉講義形式)
・演習
.【予習】高校数学(数学A)の教科書・参考書で「確率」の知識を復習しておく(60分).
【復習】講義で紹介した,例題を復習する(30分).
評価方法
平常点、提出物、中間・期末試験の結果を元に評価する.割合の目安は1:1:8程度である(状況に応じて調整することがある).詳細は第1回目の講義にて説明します.
教科書
教科書1:「大学新入生のための微分積分入門」石村 園子著(共立出版)
(*教科書の購入は,1回目の講義が終わるまでお待ちください.高校数学IIIの教科書や参考書を持っている場合は,必ずしも必要ありません.)

その他:配布プリント.
参考図書
参考図書1:「物理学入門」原康夫(学術図書出版社)

参考図書2:「微分方程式で数学モデルを作ろう」 D.バージェス/M.ボリー著 (日本評論社)
備考
1:【注意】第一回目の講義で実施する「数学力テスト」の結果をもとにして,「基礎クラス」と「応用クラス」にクラス分けを行います.このスケジュールは「応用クラス」のものです.「基礎クラス」に配属された方々は,別のシラバス(数学A[峯崎])に沿ったスケジュールになります.事前に発表されるクラス分け結果を確認して,該当するクラスでの受講をお願いします.評価方法等々,詳細を第一回目の講義で説明しますので,必ず出席するようにしてください.

2:オフィスアワー:木曜4講目・メディアセンター9F
3:実務経験なし.