徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    生物学実習2 Practice of Biology 2

科目番号13836担当教員名葛原  隆単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次新カリ3年
授業概要
生体内では様々な物質の化学反応が行われ、生命活動が維持されている。本実習では、これらの反応を触媒する酵素や生体を構成する物質である糖・蛋白質・DNAの解析を習得し、生物系の研究では欠かせないものとなった遺伝子工学の基礎を学ぶ。微生物学関連では、細菌の染色法、腸内細菌科の細菌の同定法、無菌操作、微生物の同定、抗生物質の感受性検査法、免疫学的測定などを行う。クラスコードはbp4jneh
到達目標
実技として、生化学・分子生物学・遺伝子工学の基礎を習得する。C6(2) 生体分子の定性、定量 脂質、糖質、アミノ酸、タンパク質、もしくは核酸の定性または定量試験法を実施できる。(DP: 技能・表現-2)C6(3) 酵素 酵素反応速度を測定し、解析できる。(DP: 技能・表現-2)
微生物学関連では、微生物の取り扱いにおける滅菌法、無菌操作法などの基礎的技術と微生物を扱う知識と技術を習得すること、免疫学的測定や抗生物質試験など、医療現場で行われている試験を身につけ説明できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】実習に関する総論の講義。糖の定量。C6(2) 生体分子の定性、定量 糖質の定性または定量試験法を実施できる。(技能)講義・実験・実習・教材DVDの鑑賞実習レポートを作成する。演習問題を図書館などで調べる。次の実習の予習を行う。実習テキスト・教科書をあらかじめ読んでおくこと。(30分)
【2】アミノ酸の定量。C6(2) 生体分子の定性、定量 アミノ酸の定性および定量試験法を実施できる。(技能) 。講義・実験・実習・教材DVDの鑑賞実習レポートを作成する。演習問題を図書館などで調べる。次の実習の予習を行う。実習テキスト・教科書をあらかじめ読んでおくこと。(30分)
【3】タンパク質の定量。C6(2) 生体分子の定性、定量 タンパク質の定性、定量試験法を実施できる。(技能)タンパク質の電気泳動。 生体分子の定性、定量 タンパク質の定性、定量試験法を実施できる。(技能)講義・実験・実習・教材DVDの鑑賞実習レポートを作成する。演習問題を図書館などで調べる。次の実習の予習を行う。実習テキスト・教科書をあらかじめ読んでおくこと。(30分)
【4】酵素活性の測定。C6(3) 酵素 酵素反応速度を測定し、解析できる。(技能)酵素活性の測定。Kmを求める。C6(3) 酵素 酵素反応速度を測定し、解析できる。(技能)講義・実験・実習・教材DVDの鑑賞実習レポートを作成する。演習問題を図書館などで調べる。次の実習の予習を行う。実習テキスト・教科書をあらかじめ読んでおくこと。(30分)
【5】プラスミドDNAの抽出、精製。 生体分子の定性、定量 核酸の定性、定量試験法を実施できる。(技能)。プラスミドDNAの電気泳動。 生体分子の定性、定量 核酸の定性、定量試験法を実施できる。(技能)。講義・実験・実習・教材DVDの鑑賞実習レポートを作成する。演習問題を図書館などで調べる。次の実習の予習を行う。実習テキスト・教科書をあらかじめ読んでおくこと。(30分)
【6】制限酵素によるDNAの切断。 生体分子の定性、定量 核酸の定性、定量試験法を実施できる。(技能)制限酵素により切断したDNAの電気泳動 生体分子の定性、定量 核酸の定性、定量試験法を実施できる。(技能)講義・実験・実習・教材DVDの鑑賞実習レポートを作成する。演習問題を図書館などで調べる。次の実習の予習を行う。実習テキスト・教科書をあらかじめ読んでおくこと。(30分)
【7】PCRによるDNAの増幅。 生体分子の定性、定量 核酸の定性、定量試験法を実施できる。(技能)PCR産物のアガロース電気泳動。 生体分子の定性、定量 核酸の定性、定量試験法を実施できる。(技能)講義・実験・実習・教材DVDの鑑賞実習レポートを作成する。演習問題を図書館などで調べる。次の実習の予習を行う。実習テキスト・教科書をあらかじめ読んでおくこと。(30分)
【8】特異的な塩基配列の検索(コンピューターを使用)。 生体分子の定性、定量 核酸の定性、定量試験法を実施できる。(技能)講義・実験・実習・教材DVDの鑑賞予習:イラストレイティッド微生物学,または, 免疫学の基礎の該当箇所を熟読, 復習:講義中の出題問題を解いて、理解を高める。(30分)
【9】細菌の染色(グラム染色), C8(3)・検出方法実習講義や実習内容で出題する問題について復習すること予習:イラストレイティッド微生物学,または, 免疫学の基礎の該当箇所を熟読, 復習:講義中の出題問題を解いて、理解を高める。(30分)
【10】細菌の染色(単染色), C8(3)・検出方法実習講義や実習内容で出題する問題について復習すること予習:イラストレイティッド微生物学,または, 免疫学の基礎の該当箇所を熟読, 復習:講義中の出題問題を解いて、理解を高める。(30分)
【11】滅菌と消毒, C8(3)・消毒と滅菌実習講義や実習内容で出題する問題について復習すること予習:イラストレイティッド微生物学,または, 免疫学の基礎の該当箇所を熟読, 復習:講義中の出題問題を解いて、理解を高める。(30分)
【12】無菌操作, C8(3)・検出方法実習講義や実習内容で出題する問題について復習すること予習:イラストレイティッド微生物学,または, 免疫学の基礎の該当箇所を熟読, 復習:講義中の出題問題を解いて、理解を高める。(30分)
【13】抗生物質感受性検査試験, C8(3)・検出方法実習講義や実習内容で出題する問題について復習すること予習:イラストレイティッド微生物学,または, 免疫学の基礎の該当箇所を熟読, 復習:講義中の出題問題を解いて、理解を高める。(30分)
【14】抗原抗体反応を利用した抗原の検出, C8(2)・免疫反応の利用実習講義や実習内容で出題する問題について復習すること予習:イラストレイティッド微生物学,または, 免疫学の基礎の該当箇所を熟読, 復習:講義中の出題問題を解いて、理解を高める。(30分)
【15】細菌の純培養, C8(3)・検出方�実習講義や実習内容で出題する問題について復習するこ�予習:イラストレイティッド微生物学,または, 免疫学の基礎の該当箇所を熟読, 復習:講義中の出題問題を解いて、理解を高める。(30分)
【16】細菌の同定に用いる試験法, C8(3)・検出方法総おさらい問題を解くことで、本講義の理解を高める各講義で出題された問題を解いて、よく理解しておく。(30分)
評価方法
実習のレポート (20%)、実習態度・平常点 (ルーブリック評価)(60%)、実習試験点数 (20%)の合計
教科書
生化学実習書2018
櫻井著「イラストレイティッド微生物学 第2版」(南山堂)
参考図書
「薬学のための分子生物学」(廣川書店)、「薬学領域の生化学」(廣川書店)
ヴォート著 「基礎生化学」(東京化学同人)、レーニンジャーの生化学(廣川書店)、細胞の分子生物学(Newton Press)。
戸田新細菌学(南山堂)、免疫学の基礎(第4版 東京化学同人)
備考
本実習は、生化学教室と微生物学教室で行う。生化学教室担当分に関しては、薬学教育モデルコアカリキュラムのC6(2)生命現象を担う分子のうち、・生体分子の定性、定量、C6(3)生命活動を担うタンパク質のうち、・酵素、に該当する。前もって教科書の中の実習に関係する部分と生化学実習書を熟読し、理解して実習に望む。葛原、畠山、永浜の3人で実習を行う。微生物学教室担当分に関しては、薬学教育モデル・コアカリキュラムC8(2)「免疫系の制御とその破綻・免疫系の利用」の一部と(3)「微生物の基本」の一部に対応する。
オフィスアワー:木曜日17:00〜18:00、金曜日17:00〜18:00 21号館9階生化学教授室
指導教員:生化学分野(葛原隆、畠山大、庄司正樹)、微生物学分野(永浜政博、竹原正也、小林敬子)
本実習は、本実習前の生化学1(1年後期)、生化学2(2年前期)、分子生物学1(2年前期)、分子生物学2(2年後期)、微生物学総論(2年後期)、本実習中の微生物学(3年前期)、本実習後の薬物学(感染性疾患の治療)(3年後期)、免疫学(3年後期)の内容と関連する�