徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    分子薬効論(Molecule-Based Pharmacology)

科目番号14218担当教員名原田 研一単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期集中対象年次旧カリ5年
授業概要
本講義では有機化学,構造解析,物理化学計算を苦手とする学生を対象に,基礎学力の補強を行う.有機化学に関してはカルボニル化合物の化学的性質と反応性について講義と演習を行い,その周辺の化学への理解を深める.カルボニル化合物のNMRの解析を演習形式で行い,解析力をつける.物理化学は計算に特化し,基本的な計算問題の演習を行って基礎学力を養う.
到達目標
1.様々な有機化合物の化学的性質や反応性をカルボニル化合物のそれと比較しながら説明できる(DP: 知 識・理解-1).
2.簡単なカルボニル化合物の構造を1H NMRおよび13C NMRを用いて決定できる(DP: 知 識・理解-1).
3.国家試験レベルの計算問題を迷わず解ける(DP: 知 識・理解-1).
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】アルデヒド,ケトン,カルボン酸誘導体の性質講義および演習課題を解いて、理解を高める(30分)
【2】アルデヒド,ケトン,カルボン酸誘導体の反応(1):アセタール化,シアノヒドリン,イミン,エナミン,ヒドリド還元,Grignard反応講義および演習課題を解いて、理解を高める(30分)
【3】アルデヒド,ケトン,カルボン酸誘導体の反応(2):ケト-エノール互変異性,エノレート生成,水素-重水素交換,ハロホルム反応,α-アルキル化講義および演習課題を解いて、理解を高める(30分)
【4】アルデヒド,ケトン,カルボン酸誘導体の反応(3):アルドール反応,Claisen縮合,Michael付加講義および演習課題を解いて、理解を高める(30分)
【5】アルデヒド,ケトン,カルボン酸誘導体の反応(4):Wittig反応,Clemmensen還元,Wolff-Kishner還元,Beckmann転位,Hoffmann転位講義および演習課題を解いて、理解を高める(30分)
【6】1H /13C NMRの解析:酢酸エチル,アスピリン,エテンザミド講義および演習課題を解いて、理解を高める(30分)
【7】計算の基礎:単位,指数・対数,平方根・累乗根講義および演習課題を解いて、理解を高める(30分)
【8】熱力学(1):気体の状態方程式,エンタルピー,エントロピー,自由エネルギー,ヘスの法則講義および演習課題を解いて、理解を高める(30分)
【9】反応速度(1):速度式,0〜2次反応講義および演習課題を解いて、理解を高める(30分)
【10】反応速度(2):半減期,擬0次反応,複合反応,Arrhenius式講義および演習課題を解いて、理解を高める(30分)
【11】問題演習(1)演習課題を解いて、理解を高める(30分)
【12】問題演習(2)演習課題を解いて、理解を高める(30分)
【13】問題演習(3)演習課題を解いて、理解を高める(30分)
【14】問題演習(4)演習課題を解いて、理解を高める(30分)
【15】問題演習(5)演習課題を解いて、理解を高める(30分)
評価方法
試験100%
教科書
配布プリント
参考図書
1.「マクマリー有機化学概説」伊東椒ら,化学同人
2.「物理化学大義」青木ら,京都廣川書店
備考
オフィスアワー:月曜日:16:30〜17:30、水曜日:16:30〜17:30 場所:21-0501、実務経験なし