徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    物質化学(Materials Chemistry)

科目番号14256担当教員名北村 圭単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次24カリ1年
授業概要
生命を維持するために、生体は有機分子だけでなく様々な元素の性質を利用している。したがって、元素の性質や特性を理解することは、生体内反応や薬物反応を本質的に理解するために重要である。
本講義では代表的な金属や無機化合物の性質、生体内必須元素の特徴、錯体構造をもつ生体内酵素の機能、無機医薬品の薬効について解説する。また、物理量や濃度計算に関する化学計算も演習形式で学ぶ。
到達目標
無機化合物の性質やその生体作用に関する知識を修得するとともに、代表的な無機医薬品や錯体医薬の名称と構造、およびそれらの性質について説明することができる。さらに医薬品を扱う上での基礎的な化学計算(溶液の濃度計算など)を行うことができる。[DP2:専門的知識]
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】物質化学の基礎1(物理量の基本単位)講義, 演習 復習:講義内容の復習、演習問題を解いて、理解を高める。(30分)
【2】物質化学の基礎2(溶液の濃度計算および有効数字)講義, 演習予習:配布プリントの熟読, 復習:講義内容の復習、演習問題を解いて、理解を高める。(30分)
【3】物質化学の基礎3(まとめ)演習予習:配布プリントの熟読, 復習:講義内容の復習、演習問題を解いて、理解を高める。(30分)
【4】元素の基本的性質(イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度)C-3-5-(1)講義, 演習予習:無機化学(2章)p25-37の熟読, 復習:講義中に出題した演習問題を解いて、理解を高める。課題(30分)
【5】典型元素の概説1(1族元素、2族元素)C-3-5-(2)講義, 演習予習:無機化学(5章)p105-112の熟読, 復習:講義中に出題した演習問題を解いて、理解を高める。課題(30分)
【6】典型元素の概説2(アルカリ金属およびアルカリ土類金属の酸化物)C-3-5-(1)講義, 演習予習:無機化学(5章)p105-112の熟読, 復習:講義中に出題した演習問題を解いて、理解を高める。課題(30分)
【7】典型元素の概説3(13族元素、14族元素)C-3-5-(1)講義, 演習予習:無機化学(5章)p112-117の熟読, 復習:講義中に出題した演習問題を解いて、理解を高める。課題(30分)
【8】典型元素の概説4(15族元素、16族元素、17族元素)C-3-5-(1)講義, 演習予習:無機化学(5章)p117-130の熟読, 復習:講義中に出題した演習問題を解いて、理解を高める。課題(30分)
【9】典型元素の概説5(窒素および硫黄の酸化物)C-3-5-(2)講義, 演習予習:無機化学(5章)p117-130の熟読, 復習:講義中に出題した演習問題を解いて、理解を高める。課題(30分)
【10】典型元素の概説6(ハロゲンのオキソ酸とハロゲン間化合物)C-3-5-(2)講義, 演習予習:無機化学(5章)p117-130の熟読, 復習:講義中に出題した演習問題を解いて、理解を高める。課題(30分)
【11】錯体化学1(配位結合,配位原子,配位数などの基本事項)C-3-5-(3)講義, 演習予習:無機化学(6章)p155-173の熟読, 復習:講義中に出題した演習問題を解いて、理解を高める。課題(30分)
【12】錯体化学2(代表的な錯体の名称、構造、基本的な性質)C-3-5-(3)講義, 演習予習:無機化学(6章)p155-173の熟読, 復習:講義中に出題した演習問題を解いて、理解を高める。課題(30分)
【13】生体無機化学1(生体内での金属の役割)C-3-5-(1)講義, 演習予習:無機化学(7章)p175-182の熟読, 復習:講義中に出題した演習問題を解いて、理解を高める。課題(30分)
【14】生体無機化学2(活性酸素種の生成と毒性)C-3-5-(1)講義, 演習予習:無機化学(7章)p182-187の熟読, 復習:講義中に出題した演習問題を解いて、理解を高める。課題(30分)
【15】生体無機化学3(無機医薬品)C-3-5-(1)講義, 演習予習:無機化学(7章)p187-190の熟読, 復習:講義中に出題した演習問題を解いて、理解を高める。課題(30分)
評価方法
試験(100%)
試験の講評・解説は、Google Classroom、個別面談を通じて開示する。
教科書
青木 伸 編集「ベーシック薬学教科書シリーズ4 無機化学」(化学同人)
参考図書
佐治英郎 編集「生命科学のための無機化学・錯体化学」(廣川書店)
田中勝久 著「無機化学の基礎」(東京化学同人)
備考
本講義は、同時進行する基礎化学(1年前期)の内容と関連する。
【対応コアカリキュラム学修目標】
C-3-5-無機化合物・錯体
1) 生体内物質や医薬品として機能する無機化合物や金属錯体を説明する。
【DP配分】DP2:1.5
薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき,当該科目の単位数を配分(DP1~7の合計が科目の単位数となる)
【担当教員】北村圭、伊藤勇太
【オフィスアワー】水曜日 16:30〜17:30 場所:21-0607
【実務経験】無し
【科目ナンバー】1HCH102L