徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    化学実習　Practice in Basic Chemistry　

科目番号14280担当教員名葛西　祐介単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次改新カリ2年
授業概要
・医薬品を含む有機化合物の取り扱い，合成法，精製法，分析法を学ぶ。
・基本的な有機化合物の構造解析のために代表的な機器分析法である核磁気共鳴（NMR）スペクトル、赤外（IR）吸収スペクトル、およびマス（MS）スペクトルに関する基本的知識と各種測定法の特性を理解し、化学構造解析のための基本的技能と知識を修得する。
・日本薬局方に収載されている生薬の基原、性状、含有成分、品質評価などの基本的知識を学習するとともに、生薬成分の抽出、単離、精製法及び分析法を学ぶ。また漢方処方の調整も行う。
・各種医薬品の確認試験法を学ぶことにより、官能基について理解を深め、また、医薬品の持つ薬理、生理、生化学的性質についても理解を深め、医薬品を総合的に把握する能力を身につける。
到達目標
・実験に必要な基本的なガラス細工，融点測定と純度の判断，再結晶，分液操作，官能基の特徴を利用した分離精製，及び各種機器分析が実施出来るようになる。【DP:技能･表現-１，技能･表現-２】
・化学物質の構造解析に用いられる機器分析法の特徴と原理を説明できる。【DP:知識・理解】
・NMR スペクトルから得られる化学構造に関する情報を包括的に理解し、構造解析に活用することができる。【DP:知識・理解】
・IRとMSスペクトルの情報を理解し、構造解析に活用することができる。【DP:知識・理解】
・生薬に含まれる化学成分の構造、性質を説明できる。【DP:知識・理解】
・日本薬局方に収載されている生薬の鑑定ができる。【DP:知識・理解，技能･表現-２】
・各種医薬品の確認反応を説明できるとともに、代表的な官能基の定性試験を説明できる。【DP:知識・理解】
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】安全教育講義予習：実習書の該当範囲を読んでおく。
復習：実習書の該当範囲を読んで理解を高める (40分)
【2】ガラス細工・消火器の取り扱い実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。
復習：レポートを作成して理解を高める (40分)
【3】薄層クロマトグラフィー, C2(5)-��-5実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。
復習：レポートを作成して理解を高める (40分)
【4】酸性・中性・塩基性物質の分離, C3(3)-��-2実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。
復習：レポートを作成して理解を高める (40分)
【5】再結晶と融点測定実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。
復習：レポートを作成して理解を高める (40分)
【6】固体と液体の秤量・危険試薬の取り扱い
アルコールのヒドリド還元反応、赤外（IR）吸収スペクトル測定		実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。
復習：レポートを作成して理解を高める (40分)
【7】エステル合成：酢酸エチルの合成，蒸留による精製実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。
復習：レポートを作成して理解を高める (40分)
【8】化学実験の基本操作：器具の扱い方，秤量（固体･液体），減圧ろ過，化合物の乾燥，収率計算、核磁気共鳴（NMR）スペクトル測定実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。
復習：レポートを作成して理解を高める (40分)
【9】アミドの合成：アセトアミンフェンの合成実習, 実習レポートを作成し復習すること　予習：実習書の該当範囲を読んでおく。
復習：レポートを作成して理解を高める (40分)
【10】アルドール反応：ジベンジリデンアセトンの合成実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく
復習：レポートを作成して理解を高める (40分)
【11】機器分析�＼岾圧杣�スペクトル解析、C2(4)��-3; C3(4)��-1; C3(4)��-2講義と演習予習：教科書の熟読（30分）
復習：課題を解いて理解を高める (30分)
【12】機器分析��1H NMR スペクトル解析：積分値の意味とスピンースピン結合、C3(4)��-3; C3(4)��-4講義と演習予習：教科書の熟読（30分）
復習：課題を解いて理解を高める (30分)
【13】機器分析�３房Уざμ弔慮桐�、スピンースピン結合と化学シフトの理論、C2(4)��-1; C3(4)��-2; C3(4)��-3; C3(4)��-4講義と演習予習：教科書の熟読（30分）
復習：課題を解いて理解を高める (30分)
【14】機器分析��1H NMR スペクトル解析：化学シフト解析と積分値の意味、C3(4)��-2; C3(4)��-3; C3(4)��-4講義と演習予習：教科書の熟読（30分）
復習：課題を解いて理解を高める (30分)
【15】機器分析��13C NMR および特殊測定、C3(4)��-1講義と演習予習：教科書の熟読（30分）
復習：課題を解いて理解を高める (30分)
【16】機器分析��MSスペクトル解析、C2(4)��-1; C3(4)��-1; C3(4)��-2; C3(4)��-3; C3(4)��-4講義と演習予習：教科書の熟読（30分）
復習：課題を解いて理解を高める (30分)
【17】機器分析�Д好撻�トル解析演習、C3(4)��講義と演習予習：教科書の熟読（30分）
復習：課題を解いて理解を高める (30分)
【18】カルボニル化合物の定性試験、C2(3)��実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し、生薬鑑定のための予習を行う。
復習：レポートを作成して理解を高める (30分)
【19】フェノール類の定性試験、C2(3)��実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し、生薬鑑定のための予習を行う。
復習：レポートを作成して理解を高める (30分)
【20】第一級アミン、第四級アンモニウムの定性試験、C2(3)��実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し、生薬鑑定のための予習を行う。
復習：レポートを作成して理解を高める (30分)
【21】α-アミノ酸の定性試験、特殊反応（蛍光反応、ピリドキシンのギップス反応）、C2(3)��実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し、生薬鑑定のための予習を行う。
復習：レポートを作成して理解を高める (30分)
【22】特殊反応（アスコルビン酸の酸化反応、沈殿試薬によるアルカロイドの検出）、C2(3)��実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し、生薬鑑定のための予習を行う。
復習：レポートを作成して理解を高める (30分)
【23】定性試験法企画書作成、C2(3)��実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し、生薬鑑定のための予習を行う。
復習：レポートを作成して理解を高める (30分)
【24】定性試験法企画核実験、C2(3)��実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し、生薬鑑定のための予習を行う。
復習：レポートを作成して理解を高める (30分)
【25】生薬ボタンピの成分の抽出、C5(2)��実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し、生薬鑑定のための予習を行う。
復習：レポートを作成して理解を高める (30分)
【26】生薬ボタンピの成分のカラムクロマトグラフィーによる精製、C5(2)��実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し、生薬鑑定のための予習を行う。
復習：レポートを作成して理解を高める (30分)
【27】ペオノールの再結晶による精製、C5(2)��実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し、生薬鑑定のための予習を行う。
復習：レポートを作成して理解を高める (30分)
【28】精油定量法の操作について学ぶ、C5(2)��実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し、生薬鑑定のための予習を行う。
復習：レポートを作成して理解を高める (30分)
【29】アルカロイド生薬の確認試験、C5(1)��実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し、生薬鑑定のための予習を行う。
復習：レポートを作成して理解を高める (30分)
【30】サポニン、フラボノイド生薬の確認試験と生薬の純度試験、C5(1)��実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し、生薬鑑定のための予習を行う。
復習：レポートを作成して理解を高める (30分)
【31】フェノール性生薬および昇華性生薬の確認試験、C5(1)��実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し、生薬鑑定のための予習を行う。
復習：レポートを作成して理解を高める (30分)
【32】生薬鑑定、C5(1)��; C5(1)��実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し、生薬鑑定のための予習を行う。
復習：レポートを作成して理解を高める (30分)
評価方法
試験（40％、一部口頭試問含む），レポート（30％），平常点（30％）
試験の答案については，試験後に日を指定して開示する。またその際，希望があれば正解について個別に説明する。
教科書
化学実習書
続実験を安全に行うために（化学同人）
パートナー分析化学II 改定第４版（南江堂）
参考図書
マクマリー有機化学概説 第７版（東京化学同人）
化合物のスペクトルによる同定法ーMS、IR、NMRの併用ー第８版（東京化学同人）
備考
オフィスアワー：月曜日、金曜日の18時〜、場所：21-0603（今川）、21-0604（吉田）、21-0607（加来）、21-0506（野路）
本実習は，薬品製造学、薬化学、薬品化学および生薬学の４研究室で担当する。
担当教員：葛西祐介、今川 洋、吉田昌裕、塩見慎也、野路征昭、米山達朗、加来裕人、北村 圭（以上実務経験なし）
本実習は，薬学教育モデルカリキュラムC3(3)�　奮祇癲�-2、C2(4)�　癖�光分析法）-3、C2(4)�◆奮房Уざμ張好撻�トル測定法）-1、C2(4)��（質量分析法）-1、C2(5)�　淵�ロマトグラフィー）-5、C3(4)�　奮房Уざμ帖法�C3(4)�◆弊岾圧杣�（IR））、C3(4)��（質量分析（MS））、C3(4)�ぁ柄躪膠藹�）、C2(3)�　閉蠕�分析）-1、C2(3)�◆閉衫綿�析（容量分析・重量分析））-5、C5(2)��（天然生物活性物質の取扱い）-1 に対応。
本実習は、２年前期に開講される有機化学3、薬用植物学、２年後期の機器分析学，薬品分析学3、３年前期の反応化学、および３年後期の天然医薬品学と関連する。
科目ナンバー：1HCH213P
クラスコード：