徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    有機化学1 Organic Chemistry 1

科目番号14326担当教員名吉田 昌裕単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次新カリ1年
授業概要
多重結合を含む有機化合物の性質と反応性を理解することで、有機化合物についての基礎的な知識(基本的な科学力)を修得する。
到達目標
1)アルケンの構造と性質について説明できる(DP: 知識・理解-1).
2)炭素原子を含む反応中間体(カルボカチオン,カルバニオン,ラジカル,カルベン)の構造と性質を説明できる(DP: 知識・理解-1).
3)反応の進行を,エネルギー図を用いて説明できる(DP: 知識・理解-1).
4)有機反応機構を電子の動きを示す矢印を用いて説明できる(DP: 知識・理解-1).
5)アルケンやアルキンへの求電子付加反応とMarkovnikov則について説明できる(DP: 知識・理解-1).
6)カルボカチオン中間体の構造とその安定性について説明できる(DP: 知識・理解-1).
7)共鳴の概念について説明できる(DP: 知識・理解-1).
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】アルケンの命名,C3(1)①-1講義と演習予習:教科書p75-76を熟読, 復習:教科書範囲の設問を解く.(1時間)
【2】順位則:E,Z命名法,C3(1)②-1,6講義と演習予習:教科書p78-82を熟読, 復習:課題1を解く.教科書範囲の設問を解く.(1時間)
【3】有機反応の種類と反応機構,C3(1)①-6講義と演習予習:教科書p83-86を熟読, 復習:教科書範囲の設問を解く.(1時間)
【4】エチレンとHClの反応:電子の動き,C3(1)①-9講義と演習予習:教科書p87-190を熟読, 復習:教科書範囲の設問を解く.(1時間)
【5】反応エネルギー図と遷移状態,C3(1)①-8講義と演習予習:教科書p91-94を熟読, 復習:課題2を解く.教科書範囲の設問を解く.(1時間)
【6】アルケンへのHXの付加と配向性:Markovnikov則,C3(2)②-1講義と演習,動画鑑賞予習:教科書p104-107を熟読, 復習:教科書範囲の設問を解く.(1時間)
【7】カルボカチオンの構造と安定性,アルケンへの水和反応とハロゲンの付加反応,C3(1)①-7,C3(2)②-1講義と演習,動画鑑賞予習:教科書p107-113を熟読, 復習:課題3を解く.教科書範囲の設問を解く.(1時間)
【8】アルケンの水素化反応と酸化反応,C3(2)②-2講義と演習予習:教科書p113-117を熟読, 復習:教科書範囲の設問を解く.(1時間)
【9】アルケンのヒドロホウ素化,C3(2)②-1,2講義と演習予習:ホウ素原子について復習しておく, 復習:課題4を解く.教科書範囲の設問を解く.(1時間)
【10】共役ジエンの構造と反応性,Diels-Alder反応,C3(2)②-1講義と演習予習:教科書p119-124を熟読, 復習:教科書範囲の設問を解く.(1時間)
【11】アリル型カルボカチオンの安定性:共鳴理論,C3(1)①-4, C3(2)②-1講義と演習予習:教科書p124-126を熟読, 復習:課題5を解く.教科書範囲の設問を解く.(1時間)
【12】アルキンの命名法,アルキンの反応:H2,HX,X2付加反応,C3(2)②-3講義と演習予習:教科書p127-128を熟読, 復習:教科書範囲の設問を解く.(1時間)
【13】アルキンの反応:水の付加反応,アセチリドアニオンの生成,C3(2)②-3講義と演習予習:教科書p129-131を熟読, 復習:課題6を解く.教科書範囲の設問を解く.(1時間)
【14】アルケンの反応:ラジカルの付加(逆Markovnikov型の生成物),C3(1)①-7, C3(2)②-1講義と演習予習:ラジカル化学種について勉強しておく(参考:教科書p117-119), 復習:教科書範囲の設問を解く.(1時間)
【15】まとめ講義と演習,グループ学習各章末問題を解く.また,各講義で出題された問題を解いて,よく理解しておく.(1時間)
評価方法
試験(85%), 小テスト・課題(15%)
試験の講評および解説については、それぞれGoogle Classroom、個別面談を通じて開示する
教科書
J.McMurry著,伊東,児玉訳『マクマリー有機化学概説 第7版』(東京化学同人,ISBN978-4807909278)
参考図書
J.McMurry著,伊東,児玉,荻野,深澤,通訳『マクマリー有機化学 第8版』(東京化学同人,上巻:ISBN978-4-8079-0809-7,中巻:ISBN978-4-8079-0810-3,下巻:ISBN978-4-8079-0811-0)
S.Warrenほか著,野依,奥山,柴崎,檜山監訳『ウォーレン有機化学』(東京化学同人,上巻:ISBN978-4-8079-0568-3,下巻:ISBN978-4-8079-0569-0)
備考
薬学教育モデル・コアカリキュラムC3(1)「化学物質の基本的性質」のうち,①基本事項(-1,2,4,6~9)、②有機化合物の立体構造(-1,6)、およびC3(2)「有機化合物の基本骨格の構造と反応」のうち,②アルケン・アルキン(-1~3)、C3(3)「官能基の性質と反応」①概説(-1)に対応。
(復習)講義終了後に配布する課題プリントを必ず解いて提出する.
本講義は、本講義前の基礎有機化学(1年前期)、本講義後の有機化学2(2年前期)の内容と関連する。
指導教員:吉田昌裕
オフィスアワー:火曜日17:00~18:00、木曜日17:00~18:00
場所:21-0604
実務経験なし