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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 14365 | 担当教員名 | 吉田 昌裕 | 単位 | 1.5単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 新カリ1年 |
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授業概要 |
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多重結合を含む有機化合物の性質と反応性を理解することで、有機化合物についての基礎的な知識(基本的な科学力)を修得する。 |
到達目標 |
1)アルケンの構造と性質について説明できる(DP: 知識・理解-1). 2)炭素原子を含む反応中間体(カルボカチオン,カルバニオン,ラジカル,カルベン)の構造と性質を説明できる(DP: 知識・理解-1). 3)反応の進行を,エネルギー図を用いて説明できる(DP: 知識・理解-1). 4)有機反応機構を電子の動きを示す矢印を用いて説明できる(DP: 知識・理解-1). 5)アルケンやアルキンへの求電子付加反応とMarkovnikov則について説明できる(DP: 知識・理解-1). 6)カルボカチオン中間体の構造とその安定性について説明できる(DP: 知識・理解-1). 7)共鳴の概念について説明できる(DP: 知識・理解-1). |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | アルケンの命名,C3(1)①-1 | 講義と演習 | 予習:教科書p75-76を熟読, 復習:教科書範囲の設問を解く.(1時間) |
【2】 | 順位則:E,Z命名法,C3(1)②-1,6 | 講義と演習 | 予習:教科書p78-82を熟読, 復習:課題1を解く.教科書範囲の設問を解く.(1時間) |
【3】 | 有機反応の種類と反応機構,C3(1)①-6 | 講義と演習 | 予習:教科書p83-86を熟読, 復習:教科書範囲の設問を解く.(1時間) |
【4】 | エチレンとHClの反応:電子の動き,C3(1)①-9 | 講義と演習 | 予習:教科書p87-190を熟読, 復習:教科書範囲の設問を解く.(1時間) |
【5】 | 反応エネルギー図と遷移状態,C3(1)①-8 | 講義と演習 | 予習:教科書p91-94を熟読, 復習:課題2を解く.教科書範囲の設問を解く.(1時間) |
【6】 | アルケンへのHXの付加と配向性:Markovnikov則,C3(2)②-1 | 講義と演習,動画鑑賞 | 予習:教科書p104-107を熟読, 復習:教科書範囲の設問を解く.(1時間) |
【7】 | カルボカチオンの構造と安定性,アルケンへの水和反応とハロゲンの付加反応,C3(1)①-7,C3(2)②-1 | 講義と演習,動画鑑賞 | 予習:教科書p107-113を熟読, 復習:課題3を解く.教科書範囲の設問を解く.(1時間) |
【8】 | アルケンの水素化反応と酸化反応,C3(2)②-2 | 講義と演習 | 予習:教科書p113-117を熟読, 復習:教科書範囲の設問を解く.(1時間) |
【9】 | アルケンのヒドロホウ素化,C3(2)②-1,2 | 講義と演習 | 予習:ホウ素原子について復習しておく, 復習:課題4を解く.教科書範囲の設問を解く.(1時間) |
【10】 | 共役ジエンの構造と反応性,Diels-Alder反応,C3(2)②-1 | 講義と演習 | 予習:教科書p119-124を熟読, 復習:教科書範囲の設問を解く.(1時間) |
【11】 | アリル型カルボカチオンの安定性:共鳴理論,C3(1)①-4, C3(2)②-1 | 講義と演習 | 予習:教科書p124-126を熟読, 復習:課題5を解く.教科書範囲の設問を解く.(1時間) |
【12】 | アルキンの命名法,アルキンの反応:H2,HX,X2付加反応,C3(2)②-3 | 講義と演習 | 予習:教科書p127-128を熟読, 復習:教科書範囲の設問を解く.(1時間) |
【13】 | アルキンの反応:水の付加反応,アセチリドアニオンの生成,C3(2)②-3 | 講義と演習 | 予習:教科書p129-131を熟読, 復習:課題6を解く.教科書範囲の設問を解く.(1時間) |
【14】 | アルケンの反応:ラジカルの付加(逆Markovnikov型の生成物),C3(1)①-7, C3(2)②-1 | 講義と演習 | 予習:ラジカル化学種について勉強しておく(参考:教科書p117-119), 復習:教科書範囲の設問を解く.(1時間) |
【15】 | まとめ | 講義と演習,グループ学習 | 各章末問題を解く.また,各講義で出題された問題を解いて,よく理解しておく.(1時間) |
評価方法 |
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試験(85%), 小テスト・課題(15%) 試験の講評および解説については、それぞれGoogle Classroom、個別面談を通じて開示する |
教科書 |
J.McMurry著,伊東,児玉訳『マクマリー有機化学概説 第7版』(東京化学同人,ISBN978-4807909278) |
参考図書 |
J.McMurry著,伊東,児玉,荻野,深澤,通訳『マクマリー有機化学 第8版』(東京化学同人,上巻:ISBN978-4-8079-0809-7,中巻:ISBN978-4-8079-0810-3,下巻:ISBN978-4-8079-0811-0) S.Warrenほか著,野依,奥山,柴崎,檜山監訳『ウォーレン有機化学』(東京化学同人,上巻:ISBN978-4-8079-0568-3,下巻:ISBN978-4-8079-0569-0) |
備考 |
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薬学教育モデル・コアカリキュラムC3(1)「化学物質の基本的性質」のうち,①基本事項(-1,2,4,6~9)、②有機化合物の立体構造(-1,6)、およびC3(2)「有機化合物の基本骨格の構造と反応」のうち,②アルケン・アルキン(-1~3)、C3(3)「官能基の性質と反応」①概説(-1)に対応。 (復習)講義終了後に配布する課題プリントを必ず解いて提出する. 本講義は、本講義前の基礎有機化学(1年前期)、本講義後の有機化学2(2年前期)の内容と関連する。 指導教員:吉田昌裕 オフィスアワー:火曜日17:00~18:00、木曜日17:00~18:00 場所:21-0604 実務経験なし |