徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    医療リスクマネージメント Medical Risk Management

科目番号14459担当教員名四宮 一昭単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次24カリ4年
授業概要
安全管理の基本的事項に係る教育を行い,組織的な安全管理体制を確立する知識と技能を身につけた人材を育成,養成する。
到達目標
医薬品の事故事例とその原因,誤りを生じやすい調剤例について,さらに副作用への対応や院内感染対策についての知識を修得する。医療機関・施設における組織的な安全管理体制を確立するための基本的事項を習得する。医療に関するリスクマネジメントにおける薬剤師の責任と義務を把握し、収集した資料やエビデンスを適切に評価した上で、医療現場での患者安全の原則と概念、安全を確保する体制や具体的な方策を説明する。また、医療過誤やインシデント・アクシデント事例を収集し、要因を解析した上で、医療環境に合わせた適切な対応と予防策を立案する。
[DP1:プロフェッショナリズム, DP2:専門的知識, DP3:情報・科学技術活用能力, DP6:社会貢献力]
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】病院薬剤師が実践する薬学的管理の重要性および薬剤師業務全体の流れについて学ぶ。B-1-3 (1)(6)、B-4-2(1)(5)(6)(8)、E-1-2(9)、F-1-1(5)、F-5-1(8)講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【2】チーム医療で取り組む医療安全。B-2-2(1)(2)(4)、B-4-2 (1)(5)、D-3-4(1)(2)、F-2-1(1)(2)(6)(8)~(10)、F-3-3(6)、F-5-1(8)講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【3】患者および種々の情報源からの薬物療法に必要な情報収集について学ぶ。B-1-3 (1)(6)、B-2-2(1)(2)(4)、F-2-1(8)~(10)講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【4】医薬品の効果や副作用を評価するために必要な患者情報について学ぶ。B-2-2(1)(2)(4)、F-2-1(1)(2)(6)(8)~(10)講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【5】問題志向型システム(POS)およびSOAP形式等の患者情報の記録方法について学ぶ。B-2-2(1)(2)(4)、D-3-4(1)(2)、F-1-1(5)(6)(10)(12)(17)、F-5-1(8)講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【6】厚生労働省, 医薬品医療機器総合機構, 製薬企業等が発行する医薬品情報源について学ぶ。D-3-4(1)(2)、F-3-1(2)、F-3-2(3)(6)講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【7】緊急安全性情報, 安全性速報, 医薬品添付文書, 医薬品インタビューフォーム等の記載事項や, それらを記載する意義について学ぶ。D-3-4(1)(2)、F-1-1(1)(4)、F-3-1(2)、F-3-2(3)(6)講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【8】処方から服薬(投薬)までの過程で誤りを生じやすい事例について学ぶ。B-1-3 (1)(6)、F-1-1(1)(4)(5)、F-3-1(2)、F-3-3 (1)(2)講義・演習キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【9】代表的なインシデント(ヒヤリハット)、アクシデント事例の解析と, その原因、リスクを回避するための具体策と発生後の適切な対処法について学ぶ。B-1-3 (1)(6)、B-4-2(1)(5)(6)(8)、F-3-1 (2)、F-3-2(3)(6)、F-3-3(1)~(6)、F-5-1(8)講義・SGD・演習キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【10】医薬品のリスクマネジメントプランについて学ぶ。B-4-2(1)(5)(6)(8)、F-3-1 (2)、F-3-2(3)(6)、F-3-3(1)~(6)、F-5-1(8)講義・演習キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【11】特にリスクの高い代表的な医薬品の特徴と注意点について学ぶ。B-1-3(6)、B-4-2(1)(5)(6)(8)、F-3-1 (2)、F-3-3(1)~(6)講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【12】感染予防の基本的考え方とその方法について学ぶ。E-1-2(9)、F-3-4(1)~(6)、F-4-2(2)講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【13】公衆衛生に求められる具体的な感染防止対策について学ぶ。E-1-2(9)、F-2-1(1)(2)(6)(8)~(10)、F-3-4(1)~(6)、F-4-2(2)講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【14】基本的な身体所見の観察・測定・評価(フィジカルアセスメント )について学ぶ。B-2-2(1)(2)(4)、D-3-4(1)(2)、F-2-1(1)(2)(6)(10)講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【15】身体所見の観察・測定(フィジカルアセスメント)の目的と得られた所見の薬学的管理への活用法について学ぶ。B-2-2(1)(2)(4)、D-3-4(1)(2)、F-2-1(1)(2)(6)(8)~(10)、F-3-2(6)、F-5-1(8)講義授業で概説する内容について復習すること(120分)。
評価方法
筆記試験(90%)、レポート(10%)
レポートはルーブリック評価により行う。ルーブリック評価表についてはレポート課題提示日に開示する。
【解説・講評等の開示方法】筆記試験・レポートの解説・講評については個別に実施するため、各自、四宮教員室へ来てください。
教科書
指定しない(随時、授業資料を配布する)
参考図書
スタンダード薬学シリーズ2・ 臨床薬学「臨床薬学の基礎および処方箋に基づく調剤」(東京化学同人),スタンダード薬学シリーズ2・ 臨床薬学「薬物療法の実践」(東京化学同人)
備考
この授業は,本授業前の医薬品情報学, 同時期開講の実務実習事前教育2, および本授業後の薬局実習, 病院実習の内容と関連する。

【対応コアカリキュラム学修目標】
B-1-3 薬剤師の社会的使命と法的責任 3)、B-4-2 医薬品等の品質、有効性及び安全性の確保と薬害の防止 1)~3)、D-3-4 医薬品情報の応用と創生 1),2)、E-1-2 人の健康を脅かす感染症の予防とまん延防止 3)、F-3-2 医薬品情報の管理と活用 2),4)、F-3-3 医療安全の実践 1)~3)、F-3-4 医療現場での感染制御 1)~4)、F-4-2 地域での公衆衛生、災害対応への貢献 1)

【DP配分】 DP1:0.6  DP2:0.5  DP3:0.2  DP6:0.2
薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を配分
(DP1〜7の合計が科目の単位数となる)

【担当教員】四宮一昭
【オフィスアワー】月・火曜日17:00~18:00, 場所:教員居室
【実務経験】病院薬剤師(5年間),保険薬局薬剤師(2年9ヶ月間)
【科目ナンバー】1HCP404L