徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    医薬品化学 Medicinal Chemistry

科目番号14463担当教員名吉田 昌裕単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次24カリ3年
授業概要
多くの医薬品は有機化合物であり、化合物である医薬品と生体分子の分子レベルでの相互作用を考えるためには有機化学の知識が必須である。本授業では薬学の中で医薬品化学が果たす役割と、他の領域・学問との関連を理解し、その応用についても説明する。
到達目標
医薬品と生体分子間で起こる相互作用が、それぞれの分子の性質、構造や反応性に基づいていることを説明できる。医薬品中の部分構造の特徴と標的分子との相互作用を学修することによって、薬理学、薬物動態学や製剤学で扱う医薬品を分子レベルで理解する。標的ごとに薬物を分類し、医薬品の化学構造に基づいた作用機序について説明できる。[DP2:専門的知識]
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】医薬品のコンポーネント C-4-3(1)講義講義の復讐(30分)
【2】医薬品と標的分子との相互作用(1) C-4-4(1)-(4)講義講義および配布プリントの予習・復習(30分)
【3】アルキル化剤 C-4-5(1)講義講義および配布プリントの予習・復習(30分)
【4】芳香環構造を有する医薬品 C-4-5(6)講義講義および配布プリントの予習・復習(30分)
【5】核酸塩基類似医薬品 C-4-4(3),C-4-5(1)講義講義および配布プリントの予習・復習(30分)
【6】複素環構造を有する医薬品 C-4-5(4)講義講義および配布プリントの予習・復習(30分)
【7】アセチルコリン関連医薬品(1) C-4-5(3)講義講義および配布プリントの予習・復習(30分)
【8】アセチルコリン関連医薬品(2) C-4-5(4)講義講義および配布プリントの予習・復習(30分)
【9】カテコールアミン関連医薬品(1) C-4-5(3)講義講義および配布プリントの予習・復習(30分)
【10】カテコールアミン関連医薬品(2) C-4-5(5)講義講義および配布プリントの予習・復習(30分)
【11】セロトニン・ヒスタミン関連医薬品C-4-5(3)講義講義および配布プリントの予習・復習(30分)
【12】オピオイド関連医薬品 C-4-5(4)講義講義および配布プリントの予習・復習(30分)
【13】ステロイド系医薬品 C-4-5(6)講義講義および配布プリントの予習・復習(30分)
【14】ペプチド関連医薬品 C-4-5(7)講義講義および配布プリントの予習・復習(30分)
【15】医薬品と標的分子との相互作用(2) C-4-4(1)-(4)講義講義および配布プリントの予習・復習(30分)
評価方法
試験(90%)、 課題(10%)
試験の講評および解説については、Google Classroomを通じて開示する
教科書
佐野、内藤、堀口(編)「パートナー 医薬品化学 第3版」(南江堂)およびプリント
参考図書
日本の医薬品構造式集(日本医薬情報センター)、スタンダード薬学シリーズ3化学系薬学II(東京化学同人)、NEW医薬品化学(広川書店)、創薬化学・医薬化学(化学同人)、知っておきたい一般用医薬品(東京化学同人)
備考
本講義は、基礎有機化学1,2および有機化学1〜3の内容と関連する。

【対応コアカリキュラム学修目標】
C-3-5 無機化合物・錯体
1)生体内物質や医薬品として機能する無機化合物や金属錯体を説明する。
C-4-1 医薬品に含まれる官能基の特性
1)官能基の構造から物理化学的性質及び化学的性質や分子間相互作用を説明する。
C-4-2 生体分子とその反応
1)生体分子の化学構造からその機能を説明する。
2)生命活動の維持のための生体内反応を、有機化学的・物理化学的に説明する。
C-4-3 医薬品のコンポーネント
1)医薬品が標的分子にどのように作用するかを説明する。
2)体内動態や副作用・毒性等の特性をもたらす物理的及び化学的根拠を、医薬品の特徴的な構造から説明する。
C-4-4 標的分子に基づく医薬品の分類
1)化学構造に基づいて、医薬品と標的生体高分子の相互作用を説明する。
C-4-5 代表的疾患の治療薬とその作用機序
1)化学構造をもとに、疾患治療薬と標的分子との相互作用を説明する。

【DP配分】 DP2:1.5
薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を配分
(DP1〜7の合計が科目の単位数となる)

【担当教員】 吉田昌裕
【オフィスアワー】 火曜日17:00〜18:00、木曜日17:00〜18:00 場所:21-0604
【実務経験】 なし
【科目ナンバー】 1HCH308L