徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    基礎生物学 (Basic Biology)

科目番号14500担当教員名庄司 正樹単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次24カリ1年
授業概要
日常生活の中で情報として触れることが多く、薬学を学ぶ上で必要な生命科学の基礎知識について学習する。生物の多様性と共通性、エネルギーの産生、DNAとしての遺伝情報、生物の体内環境などについて学ぶ。さらに、中間試験を行うことで講義の理解を確認し定着させる。そして、後半の3回は、前半の講義で得た知識をより深く理解するためにTBL(Team-Based Learning:チーム基盤型学習)形式で行う。
到達目標
薬学を学ぶ上で必要な生命科学領域の基礎知識を理解して習得するとともに、基礎的な生命現象を説明できるようにする。また、日常にある生命科学の不思議さに対して感動を持ち、疑問を解決する力を身に付ける。
[DP2:知識・理解]
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】生物の多様性と共通性
細胞 ―生物の共通性― C-6-1_1)
講義。知識を定着させるために授業の範囲から課題を出す。予習:教科書(p22〜35)、復習:課題、小テスト、教科書p56「整理問題」1(30分)
【2】エネルギーと代謝 C-6-4_2)、C-6-5_1)・2)講義。授業の最初に、前回の授業内容について小テストを行う。知識を定着させるために授業の範囲から課題を出す。予習:教科書(p36〜41)、復習:課題、小テスト、教科書p56「整理問題」2(30分)
【3】光合成と呼吸 C-6-5_1)・2)講義。授業の最初に、前回の授業内容について小テストを行う。知識を定着させるために授業の範囲から課題を出す。予習:教科書(p42〜55)、復習:課題、小テスト、教科書p56「整理問題」3(30分)
【4】遺伝情報とDNA C-6-2_1)講義。授業の最初に、前回の授業内容について小テストを行う。知識を定着させるために授業の範囲から課題を出す。予習:教科書(p58〜65)、復習:課題、小テスト、教科書p94「整理問題」1(30分)
【5】遺伝情報の発現 C-6-2_1)、C-6-4_1)講義。授業の最初に、前回の授業内容について小テストを行う。知識を定着させるために授業の範囲から課題を出す。予習:教科書(p66〜77)、復習:課題、小テスト、教科書p94「整理問題」2(30分)
【6】遺伝情報の分配 C-6-2_1)講義。授業の最初に、前回の授業内容について小テストを行う。知識を定着させるために授業の範囲から課題を出す。予習:教科書(p78〜93)、復習:課題、小テスト、教科書p94「整理問題」3(30分)
【7】体内環境としての体液 C-7-13_1)講義。授業の最初に、前回の授業内容について小テストを行う。知識を定着させるために授業の範囲から課題を出す。予習:教科書(p96〜103)、復習:課題、小テスト、教科書p146「整理問題」1(30分)
【8】腎臓と肝臓による調節 C-7-10_1)、C-7-12_1)・2)講義。授業の最初に、前回の授業内容について小テストを行う。知識を定着させるために授業の範囲から課題を出す。予習:教科書(p104〜113)、復習:課題、小テスト、教科書p146「整理問題」2(30分)
【9】神経とホルモンによる調節 C-7-2_1)・2)、C-7-3_1)・2)、C-7-8_1)・2)講義。授業の最初に、前回の授業内容について小テストを行う。知識を定着させるために授業の範囲から課題を出す。予習:教科書(p114〜125)、復習:課題、小テスト、教科書p146「整理問題」3(30分)
【10】免疫 C-7-9_1)・2)講義。授業の最初に、前回の授業内容について小テストを行う。知識を定着させるために授業の範囲から課題を出す。予習:教科書(p126〜145)、復習:課題、小テスト、教科書p146「整理問題」4(30分)
【11】中間試験修得度を確認するために試験(90分間)を行う。予習:全講義時に提示された範囲の復習、復習:中間試験(60分)
【12】中間試験解説講義前回行った中間試験の内容について、解説を行う。予習:前回の中間試験を見直す、復習:解説講義の内容を再復習する(30分)
【13】TBL講義(1)試験結果をもとにグループ分けを行い、TBL形式で講義を行う。予習:全講義時に提示された範囲の復習、復習:TBLで使用したRAT(Readiness Assessment Test)、課題を再度理解する (30分)
【14】TBL講義(2)試験結果をもとにグループ分けを行い、TBL形式で講義を行う。予習:全講義時に提示された範囲の復習、復習:TBLで使用したRAT、課題を再度理解する(30分)
【15】TBL講義(3)試験結果をもとにグループ分けを行い、TBL形式で講義を行う。予習:全講義時に提示された範囲の復習、復習:TBLで使用したRAT、課題を再度理解する(30分)
評価方法
本試験(70%)、中間試験(10%)、課題レポート(10%)、講義・TBLの態度(10%)で総合的に評価する。
各試験およびレポートの解説は、対面あるいはグーグルクラスルームで行う。
教科書
改訂版 生物基礎 
文部科学省検定済教科書[104_数研_生基/316] 高等学校理科用
(数研出版)
参考図書
「ウオーレス現代生物学(上・下)」石川 統ほか訳 (東京化学同人)、
「やさしい基礎生物学」南雲保編(羊土社)、
「医歯薬系学生のためのビジュアル生化学・分子生物学」
備考
本講義は、生理学1(1年後期)・2(2年前期)、生化学1(1年後期)・2(2年前期)、分子生物学1(1年後期)・2(2年前期)、免疫学(2年後期)の内容と関連する。

【対応コアカリキュラム学修目標】
 C-6-1 生命の最小単位としての細胞
  1) 細胞を構成する成分及び細胞の成り立ちと機能を説明する。
C-6-2 生命情報を担う遺伝子
1) 生物の発生、分化及び増殖が遺伝情報の発現と伝達によって支配されていることを説明する。
C-6-4 生命活動を担うタンパク質
1) タンパク質の機能を説明する。
2) 生体内化学反応を担う酵素を説明する。
C-6-5 生体エネルギーと代謝
1) 生体内化学反応(代謝反応)を説明する。
2) 生体内化学反応によるエネルギー代謝を説明する。
C-7-2 神経系
1) 神経系を構成する細胞や器官の正常な構造と機能を説明する。
2) 神経系による調節の特徴を説明する。
C-7-3 内分泌系
1) 内分泌器官(ホルモン産生器官)の構造と産生されるホルモン及びその作用について説明する。
2) 内分泌系による調節の特徴を説明する。
C-7-8 循環器系
1) 循環器系を構成する器官の構造と機能を説明する。
2) 体液循環について説明する。
C-7-9 リンパ系と免疫
1) リンパ系を構成する器官の構造と機能を説明する。
2) 免疫担当細胞による免疫応答について説明する。
C-7-10 消化器系
1) 消化器系器官の構造と機能を説明する。
C-7-12 泌尿器系
1)泌尿器系器官の構造と機能を説明する。
2)泌尿器系による体液の恒常性維持への関与を説明する。
C-7-13 体液
1) 体液組成とその恒常性維持機構を説明する。

【DP配分】DP2:1.5
薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を配分
(DP1〜7の合計が科目の単位数となる)

科目ナンバー:1HBL101L
グーグルクラスルーム用クラスコード:未定(後日連絡)
指導教員:庄司正樹、葛原隆、畠山大、井上正久
本講義は、薬学準備教育モデルコアカリキュラム「薬学の基礎としての生物」に対応する。
オフィスアワー:21号館9階生化学研究室、水・金;12:30-13:30
実務経験なし