徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    化学実習2 Practice in Basic Chemistry 2

科目番号14549担当教員名加来　裕人単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次新カリ2年
授業概要
日本薬局方に収載されている生薬の基原，性状，含有成分，品質評価などの基本的知識を学習すると共に，生薬成分の抽出，単離，精製法及び分析法を学ぶ。また漢方処方の調整も行う。さらに，各種医薬品の確認試験法を学ぶことにより，官能基について理解を深め，また，医薬品の持つ薬理，生理，生化学的性質についても理解を深め，医薬品を総合的に把握する能力を身につける。
到達目標
生薬に含まれる化学成分の構造，性質が説明できる（DP: 知識・理解-1）。日本薬局方に収載されている生薬の鑑定ができる（DP: 知識・理解-1）（DP: 技能・表現-2）。また各種医薬品の確認反応が説明できると共に，代表的な官能基の定性試験が説明できる（DP: 知識・理解-1）。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】カルボニル化合物の定性試験，C2(3) ・定性分析実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。復習：レポートを作成して理解を高める（30分）
【2】フェノール類の定性試験，C2(3) ・定性分析実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。復習：レポートを作成して理解を高める（30分）
【3】第一級アミン，四級アンモニウムの定性試験，C2(3) ・定性分析実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。復習：レポートを作成して理解を高める（30分）
【4】a-アミノ酸に定性試験，特殊反応（蛍光，ピリドキシンのギップス反応），C2(3) ・定性分析実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。復習：レポートを作成して理解を高める（30分）
【5】特殊反応（アスコルビン酸の酸化反応，沈殿試薬によるアルカロイドの検出，C2(3) ・定性分析）実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。復習：レポートを作成して理解を高める（30分）
【6】定性試験法企画書作成，C2(3) ・定性分析実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。復習：レポートを作成して理解を高める（30分）
【7】定性試験法企画実験，C2(3) ・定性分析実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。復習：レポートを作成して理解を高める（30分）
【8】生薬ボタンピの成分の抽出，C5(2) ・天然生理活性物質の扱い実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し，生薬鑑定のための予習を行う。復習：レポートを作成して理解を高める（30分）
【9】生薬ボタンピの成分のカラムクロマトグラフィーによる精製，C5(2) ・天然生理活性物質の扱い実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し，生薬鑑定のための予習を行う。復習：レポートを作成して理解を高める（30分）
【10】ペオノールの再結晶による精製，C5(2) ・天然生理活性物質の扱い実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し，生薬鑑定のための予習を行う。復習：レポートを作成して理解を高める（30分）
【11】精油定量法の操作について学ぶ，C5(2) ・天然生理活性物質の扱い実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し，生薬鑑定のための予習を行う。復習：レポートを作成して理解を高める（30分）
【12】アルカイロイド生薬の確認試験，C5(1) ・生薬の同定と品質評価実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し，生薬鑑定のための予習を行う。復習：レポートを作成して理解を高める（30分）
【13】サポニン・フラボノイド生薬の確認試験と生薬の純度試験，C5(1) ・生薬の同定と品質評価実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し，生薬鑑定のための予習を行う。復習：レポートを作成して理解を高める（30分）
【14】フェノール性生薬の確認試験と昇華性生薬の確認試験，C5(1) ・生薬の同定と品質評価実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し，生薬鑑定のための予習を行う。復習：レポートを作成して理解を高める（30分）
【15】生薬鑑定，C5(1) ・生薬の基原，C5(1) ・生薬の同定と品質評価実習, 実習レポートを作成し復習すること予習：実習書の該当範囲を読んでおく。生薬標本を観察し，生薬鑑定のための予習を行う。復習：レポートを作成して理解を高める（30分）
評価方法
試験(40%)、口頭試問(20%)、レポート(40%)の合計
本試験について答案開示を行う
教科書
化学実習書
続実験を安全に行うために（化学同人）
参考図書
J.McMurry著，伊東，児玉訳『マクマリー有機化学概説 第７版』（東京化学同人，ISBN978-4-8079-0927-8）
備考
薬学教育モデル・コアカリキュラム C2(3)「化学物質の定性分析・定量分析」��-1、��-5、C5(1)「薬になる動植鉱物」��-2、��-3,4,5、C5(2)「薬の宝庫としての天然物」��-1 に該当する。
本実習は薬品化学，生薬学の2研究室で担当する。本実習は，有機化学関連科目全般特に薬品化学，生薬学の２研究室担当に関連する項目を行う。その中には2年生前期に開講される日本薬局方，2年生前期に開講される薬用植物学，3年生後期の天然医薬品学を含む。

オフィスアワー　火 17:00〜18:00　（生薬学研究室）
　　　　　　 水 17:00〜18:00　（薬品化学研究室）
加来裕人、北村　圭、野路征昭、米山 達朗
実務経験なし