徳島文理大学

Webシラバスシステム

 TOP 戻る
徳島文理大学短期大学部

【科目名】    治療薬学演習1　（Therapeutic Practice 1）

科目番号14595担当教員名末永　みどり単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次24カリ4年
授業概要
　本演習では、患者への服薬指導に必要な基礎知識および医薬品の薬学的管理の基礎知識を習得し、患者応対に関する技能を習得することにある。
到達目標
　患者との応答や各種モニタリング項目などから、患者の心理的・身体的な問題点を見出すとともに治療効果の評価を行う能力を身に着ける。また、代表的な疾病や医薬品に関する様々な情報を入手し、患者への適切な情報提供ができる。(DP2：専門的知識、DP3：情報・化学技術活用、DP5：科学的探究力、DP7：薬物治療実践能力)
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】適切な態度による患者・来局者との応対、アドヒアランスの意味と向上に向けた対策　F-1-1(1),(8)講義ガイダンス、講義講義後学習：配布プリントの見直し。
自主学習時間：0.5時間
【2】服薬指導の基本項目、配慮すべき患者背景　F-1-1(9)講義・演習講義前学習：アドヒアランスについて調べる。
講義後学習：配布プリントの見直し。
自主学習時間：0.5時間
【3】小児・高齢者・妊婦・授乳婦への応対における配慮すべき事項　F-1-1(9)講義・演習講義前学習：妊婦に禁忌の医薬品の特徴を調べる。
講義後学習：配布プリントの見直し。
自主学習時間：0.5時間
【4】患者・来局者からの必要な情報（症状、心理状態、既往歴、生活習慣、服用歴、アレルギー歴、副作用歴等）の収集と適切な記録（薬歴、薬剤管理指導記録）F-1-1(3),(5),(6),(8),(9)講義、演習（PBL)講義前学習：代表的な副作用について調べる。
講義後学習：配布プリントの見直し。
自主学習時間：0.5時間
【5】フィジカルアセスメントの基本的知識、様々なモニタリング項目からの患者情報の把握と薬物治療の有効性・安全性の評価　F-1-1(5),(8)講義、演習（PBL)講義前学習：フィジカルアセスメントについて調べる。
講義後学習：配布プリントの見直し。
自主学習時間：0.5時間
【6】医薬品添付文書等による服薬指導に必要な情報の収集と患者への情報提供の概要　F-1-1(3), F-3-2(1)〜(4)講義、演習（PBL)講義前学習：医薬品添付文書の記載項目を調べる。
講義後学習：配布プリントの見直し。
自主学習時間：0.5時間
【7】代表的な疾患の生活指導、服薬指導に必要な情報の収集、患者への情報提供�　塀朶調鐚栖機法�F-1-1(3), F-3-2(1)〜(4)講義、演習（PBL)講義前学習：循環器・血液系疾患の薬物学（3年前期）で学んだ高血圧について復習する。
講義後学習：配布プリントの見直し
自主学習時間：0.5時間
【8】代表的な疾患の生活指導、服薬指導に必要な情報の収集、患者への情報提供�◆幣嘆輯鏃麓栖機法�F-1-1(3), F-3-2(1)〜(4)講義、演習（PBL)講義前学習：消化器系疾患の薬物学（３年後期）で学んだ消化性潰瘍について復習しておく。
講義後学習：配布プリントの見直し。
自主学習時間：0.5時間
【9】代表的な疾患の生活指導、服薬指導に必要な情報の収集、患者への情報提供��（呼吸器系疾患）　F-1-1(3), F-3-2(1)〜(4)講義、演習（PBL)講義前学習：呼吸器・感覚器疾患の薬物学（３年後期）で学んだ気管支喘息やCOPDについて復習しておく。
講義後学習：配布プリントの見直し。
自主学習時間：0.5時間
【10】代表的な疾患の生活指導、服薬指導に必要な情報の収集、患者への情報提供�ぁ淵▲譽襯�ー疾患）　F-1-1(3), F-3-2(1)〜(4)講義、演習（PBL)講義前学習：炎症性疾患の薬物学（3年前期）で学んだアレルギー疾患や関節リウマチについて復習しておく。
講義後学習：配布プリントの見直し。
自主学習時間：0.5時間
【11】代表的な疾患の生活指導、服薬指導に必要な情報の収集、患者への情報提供�ァ弊鎖誠牲仄栖機法�F-1-1(3), F-3-2(1)〜(4)講義、演習（PBL)講義前学習：中枢神経疾患の薬物学（３年前期）で学んだ認知症やの病態の概要を勉強する。
講義後学習：配布プリントの見直し。
自主学習時間：0.5時間
【12】代表的な疾患の生活指導、服薬指導に必要な情報の収集、患者への情報提供�Α並綣娵麓栖機法�F-1-1(3), F-3-2(1)〜(4)講義、演習（PBL)講義前学習：代謝系疾患の薬物学（４年前期）で学んだ糖尿病について復習しておく。
講義後学習：配布プリントの見直し。
自主学習時間：0.5時間
【13】代表的な疾患の生活指導、服薬指導に必要な情報の収集、患者への情報提供�А覆�ん）　F-1-1(3), F-3-2(1)〜(4)講義、演習（PBL)講義前学習：がん疾患の薬物学（４年前期）で学んだ「がん」について復習しておく。
講義後学習：配布プリントの見直し。
自主学習時間：0.5時間
【14】ポリファーマーシーの定義、問題点、対策　F-1-1(8)講義、演習講義前学習：ポリファーマシーについて調べる。
講義後学習：配布プリントの見直し。 自主学習時間：0.5時間
【15】まとめ講義、演習講義後学習：配布プリントの見直し。
自主学習時間：0.5時間
評価方法
レポート（20％;ルーブリック評価を行う）筆記試験（本試験80％））
テスト・レポートの講評は、google classroomに掲載する。
教科書
なし
プリントを配布
参考図書
調剤指針（薬事日報社）、薬学生・薬剤師のためのヒューマニズム（羊土社）、症例で身につける臨床薬学ハンドブック改訂第3版（羊土社）、基礎からわかる服薬指導第2版（ナツメ社）、薬物治療学（南山堂）、スタートアップ服薬指導（講談社）、病気がみえるシリーズ（Medical Media）、薬がみえるシリーズ（Medical Media）、今日の治療薬（南江堂）
備考
科目No.1HPC415S

　本演習は、以下の項目に対応する。
E1(2)2「薬の作用」、E1(2)「身体の病的変化を知る」、E1(3)「薬物治療の位置づけ」、E1(4)「医薬品の安全性」、E2(1)「神経系の疾患と薬」、E2(4)「免疫・炎症・アレルギー疾患の薬」、E2(3)「循環器系・血液系・造血器系・泌尿器系・生殖器系の疾患と薬」、E2(4)「呼吸器系・消化器系の疾患と薬」、E2(5)「代謝系・内分泌系の疾患と薬」、E2(7)「病原微生物（感染症）・悪性新生物（がん）と薬」、F(2)「処方箋に基づく調剤」、F(3)薬物療法の実践
　本演習前の調剤学（３年前期）、医薬品情報学（４年前期）、医薬リスクマネジメント（４年後期）、循環器・血液系疾患の薬物学（3年前期）、炎症性疾患の薬物学（3年前期）、中枢神経疾患の薬物学（３年前期）、消化器系疾患の薬物学（３年後期）、呼吸器・感覚器疾患の薬物学（３年後期）、代謝系疾患の薬物学（４年前期）、がん疾患の薬物学（４年前期）の内容と関連する。

【対応コアカリキュラム学修目標】
F-1-1 薬物治療の個別最適化　
1)医薬品適正使用の概念を説明する。
3)薬物治療の評価等に必要な情報について、最も適切な情報源を効果的に利用し、情報を収集する。また、得られた情報及び情報源を批判的に評価し、効果的に活用する。
5)様々なモニタリング項目から患者状態を的確に把握し、薬物治療の有効性と安全性を確認・評価して適切に記録する。
6)医薬品の適正使用の観点から、処方監査・解析を行い、疑義照会・処方提案を実践し、調剤、服薬指導、患者教育等を行う。
8)薬物治療開始時からその必要性と安全性を評価し、医薬品の不適正使用等によるリスクを回避するとともに、薬物治療開始後の患者の状態を継続的に把握し、適切に評価し、医薬品の有効性と安全性を確保する。
9)疾患の病期(急性期、回復期、慢性期、終末期)や患者や家族の希望、年齢(小児から高齢者まで)、生理学的変動、療養の環境や生活状況を踏まえ、その状況に適した薬物治療を計画立案し、関係者間の情報共有により、シームレスな薬物治療を実践する。
F-3-2 医薬品情報の管理と活用
1)医療環境に応じて医薬品の情報源や情報媒体を把握し、利用して網羅的かつ最新の医薬品情報を収集し、医療機関や患者集団への情報の適合性や必要性を考慮する。また、根拠に基づいた適切な評価及び目的に応じた加工を行い、医薬品情報の提供、発信(伝達)を行う。
2)医療における安全性情報の収集に努めるとともに、安全性情報や回収情報等に対して医療環境に応じて迅速に対応する。
3)報告されている種々の医薬品に関する情報を整理、統合して、臨床で有益な知見を新たに構築して提供する。
4)適切な医薬品情報及び有害事象情報等に基づき、医療環境に応じた医薬品適正使用の推進と安全対策を立案する。　
F-5-1 医療・福祉・公衆衛生の現場で活動するための基本姿勢
6)医療の質的向上に貢献するため、再現性・信頼性・具体性のあるエビデンスの構築に努める。

【DP配分】DP2:0.5、DP3:0.3、DP5:0.2、DP7:0.5（合計1.5）
　薬学部の7つのディプロマポリシー（DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を配分（DP1〜7の合計が科目の単位数となる）

オフィスアワー　金曜日16：30-18：00　
場所：21-0402　
実務経験なし