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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 14609 | 担当教員名 | 喜多 紗斗美 | 単位 | 1.5単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 24カリ2年 |
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授業概要 |
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薬理学の定義と歴史、薬物受容体の概念、薬物の体内動態、薬物の作用発現に関わる生体内分子、神経系・筋に作用する医薬品の薬理作用と機序について総論的に概説する。 |
到達目標 |
医薬品を薬効に基づいて適正に使用できるようになるために、薬物の体内での動きと主作用・副作用に関する基本的知識を習得し、神経系・筋に作用する医薬品の薬理作用や作用機序を説明できることを目標とする。[DP-2:専門的知識] |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 薬理学の定義、歴史、および薬の用量と作用の関係を概説する。D-1-1(3) | 講義と演習 | 予習:予習課題の提出(1時間) 復習:講義中に出題した問題や確認問題を復習して理解を深める(1時間) |
【2】 | 薬物の体内動態と薬効発現の関わりについて概説する。 | 講義と演習 | 予習:予習課題の提出(1時間) 復習:講義中に出題した問題や確認問題を復習して理解を深める(1時間) |
【3】 | 薬物の選択、用法、用量の変更が必要となる要因について概説する。D-1-1(3) | 講義と演習 | 予習:予習課題の提出(1時間) 復習:講義中に出題した問題や確認問題を復習して理解を深める(1時間) |
【4】 | アゴニスト・アンタゴニストとそれらが作用する受容体、酵素、イオンチャネルおよびトランスポーターについて概説する。D-1-1(4) | 講義と演習 | 予習:予習課題の提出(1時間) 復習:講義中に出題した問題や確認問題を復習して理解を深める(1時間) |
【5】 | 代表的な受容体について、刺激あるいは遮断された場合の生理反応を概説する。D-1-1(4) | 講義と演習 | 予習:予習課題の提出(1時間) 復習:講義中に出題した問題や確認問題を復習して理解を深める(1時間) |
【6】 | 薬物の作用発現に関連する代表的な細胞内情報伝達系について、それらが活性化あるいは抑制された場合の生理反応を概説する。D-1-1(4) | 講義と演習 | 予習:予習課題の提出(1時間) 復習:講義中に出題した問題や確認問題を復習して理解を深める(1時間) |
【7】 | 中間試験 | 試験と講義 | 予習:予習課題の提出(1時間) 復習:中間試験問題を復習して理解を深める(1時間) |
【8】 | 交感神経系に作用し、その支配器官の機能を修飾する代表的な薬物について、薬理作用、機序、主な副作用を概説する。D-1-1(1), D-2-1(1),(2) | 講義と演習 | 予習:予習課題の提出(1時間) 復習:講義中に出題した問題や確認問題を復習して理解を深める(1時間) |
【9】 | 副交感神経系に作用し、その支配器官の機能を修飾する代表的な薬物について、薬理作用、機序、主な副作用を概説する。D-1-1(1), D-2-1(1),(2) | 講義と演習 | 予習:予習課題の提出(1時間) 復習:講義中に出題した問題や確認問題を復習して理解を深める(1時間) |
【10】 | 神経節に作用する代表的な薬物について、薬理作用、機序、主な副作用を概説する。D-2-1(1),(2) | 講義と演習 | 予習:予習課題の提出(1時間) 復習:講義中に出題した問題や確認問題を復習して理解を深める(1時間) |
【11】 | 知覚神経および運動神経に作用する代表的な薬物について、薬理作用、機序、主な副作用を概説する。D-2-3(1), D-2-4(2) | 講義と演習 | 予習:予習課題の提出(1時間) 復習:講義中に出題した問題や確認問題を復習して理解を深める(1時間) |
【12】 | 進行性筋ジストロフィー、Guillain-Barre症候群、重症筋無力症について説明する。D-2-4(1) | 講義と演習 | 予習:予習課題の提出(1時間) 復習:講義中に出題した問題や確認問題を復習して理解を深める(1時間) |
【13】 | 薬物相互作用、薬物依存性、耐性について概説する。D-1-3(1) | 講義と演習 | 予習:予習課題の提出(1時間) 復習:講義中に出題した問題や確認問題を復習して理解を深める(1時間) |
【14】 | 薬物の主作用と副作用、毒性との関連について概説する。D-1-3(1),(3) 薬物の副作用と有害事象について概説する。D-1-3(1),(3) | 要点の復習 | 予習:予習課題の提出(1時間) 復習:講義中に出題した問題や確認問題を復習して理解を深める(1時間) |
【15】 | 講義のまとめ | 予習:全講義の復習(1時間) 復習:総復習問題を解くことで理解を深める(2時間) |
評価方法 |
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本試験・中間試験(90%) 課題レポート(10%) 試験およびレポートの解説等はGoogle Classroomで行う。 |
教科書 |
田中千賀子、加藤隆一、成宮周編集「NEW薬理学(改訂第7版)」(南江堂)およびプリント |
参考図書 |
薬が見える vol.1(メディックメディア) |
備考 |
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・本講義は、生化学1・2(1年後期)、生理学1(1年後期)および生理学2(2年前期)と関連する。 【対応コアカリキュラム学修目標】 D-1-1 薬の作用のメカニズム 1) 神経系の構造と機能を生体の恒常性と関連付けて説明する。 2) 医薬品の化学構造の特徴と、標的となる身体の仕組みや分子との関連をもとに、薬の作用メカニズムや作用様式を説明する。 D-1-3 医薬品の安全性 1) 薬物の作用メカニズムに基づき、起こりうる有害反応(副作用)、相互作用、薬物中毒を症状や臨床検査値の異常と関連付けて説明する。 D-2-1 自律神経系に作用する薬 1) 自律神経系の異常による病態の発症メカニズムを、生体の恒常性と関連付けて説明する。 2) 自律神経系に作用する薬の作用メカニズムと病態を関連付けて説明する。 3) 治療薬の作用メカニズムと有害反応(副作用)を関連付けて説明する。 4) 同種・同効薬の類似点と相違点を把握し、疾患へ適用する根拠を説明する。 D-2-3 麻酔薬 1) 麻酔薬の作用メカニズムを、生理反応と関連付けて説明する。 2) 麻酔薬の作用メカニズムと有害反応(副作用)を関連付けて説明する。 3) 同種・同効薬の類似点と相違点を把握し、疾患へ適用する根拠を説明する。 D-2-4 運動神経系や骨格筋に作用する薬 1) 神経筋疾患の発症メカニズムを生体の恒常性と関連付けた上で、異常反応としての病態を説明する。 2) 治療薬の作用メカニズムと病態を関連付けて説明する。 3) 治療薬の作用メカニズムと有害反応(副作用)を関連付けて説明する。 4) 疾患治療における薬物治療の一般的な位置づけ及び同種・同効薬の類似点と相違点を把握し、疾患へ適用する根拠を説明する。 【DP配分】DP2:1.5 薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を配分(DP1〜7の合計が科目の単位数となる) 【担当教員】喜多紗斗美 【オフィスアワー】月曜日17:00-18:00 木曜日17:00-18:00 喜多教授室(21号館8階) 【実務経験】平成11年〜平成14年 国立循環器病センター研究所(科学技術特別研究員) 【科目ナンバー】1HPC201L |