徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    細胞生物学

科目番号33051担当教員名松永 洋一単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次1年
授業概要
(授業目的・方針 等)
生命体の基本的な構造単位としての細胞の分子構造、各種機能分子の役割、細胞内蛋白輸送に関する基礎的
な知識を習得するとともに、細胞周期での増殖、分化、死および、それらの制御機構について理解することを目標
としている。また、代表的な細胞の顕微鏡観察を通じ、基本的観察技術を習得する。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】組織とは、様々な細胞の集合体であり、個々の細胞の生命活動が全体としての組織を支えていることを理解する。  
【2】組織学的に各臓器構成細胞を分類し、その形態上の特徴、臓器内分布、機能的役割に関し理解する。  
【3】代表的な組織や培養細胞などを対象として顕微鏡観察し組織と細胞の関係を理解する。(技能)  
【4】細胞膜の構成成分と基本的な膜構造を説明できる。 リン脂質二重層が生体膜の基本的構成単位であり、蛋白質が様々な形で膜に結合していることを理解する。  
【5】膜蛋白質の性質と機能について説明できる(膜結合酵素の両親媒性物質との反応を触媒性、 細胞表面抗原が細胞間認識に重要性など)。  
【6】細胞膜と物質輸送について説明できる(受動輸送による膜透過、イオンの能動輸送とATP加水分解、共輸送)。  
【7】巨大分子や粒子の細胞内への取り込みが説明できる。  
【8】細胞内小器官(核、ミトコンドリア、小胞体、リソゾーム、ゴルジ体 など)の構築と機能について説明できる。  
【9】細胞内蛋白質の合成後の細胞内動態、細胞外分泌を理解する。  
【10】体細胞分裂と生殖細胞分裂のそれぞれの機構を説明できる。  
【11】アポトーシスとネクローシスの相違点を理解し、アポトーシスの生理学的意義を理解する。  
【12】細胞培養と形質転換を理解する。  
【13】細胞の癌遺伝子を説明できる。  
【14】細胞間の接着様式とその構造、および接着分子の種類都特徴を例を挙げて説明できる。  
【15】主な細胞外マトリックスを種類、分布、その生体内での役割を理解する。  
評価方法
筆記試験、レポートの評価
教科書
分子細胞生物学(James Darnell, Harvey Lodish ,David Boltimore 著、東京化学同人)
参考図書
備考