徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    無機化学

科目番号33053担当教員名三尾 直樹単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次1年
授業概要
(授業目的・方針 等)無機化合物を形成する多くの元素の性質を体系的に理解し、代表的な無機化合物である酸化物、水素化物、水酸化物、オキソ酸、錯体の成り立ちと性質、薬学との関係を学ぶ。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】酸化還元の3種の定義、酸化数の数え方と表記法、酸化剤還元剤の区別を理解し、自分でも使えるようにする。  
【2】水中や人体内で起こる酸化還元のイオン反応式を理解し、自分でも使えるようにする。  
【3】百以上ある元素の分類(典型元素、遷移元素。sグループ、pグループ、dグループ、fグループ)や族名(第1族ー第18族)を理解し、各分類ごとの元素の性質を大観する。  
【4】水素原子について、その特殊性と利用(可能性を含めて)を学ぶ  
【5】アルカリ金属の単体、水素化物、酸化物、過酸化物、超酸化物、水酸化物、塩について学ぶ  
【6】アルカリ土類金属の範囲を決める考え方を理解し、その単体、水素化物、酸化物、水酸化物、塩について学ぶ  
【7】ホウ素アルミ族の単体、化合物の性質を学び、一つの族の中で元素の性質がどのように変化するのかを体系的に理解し、他の族にも応用できるようにする。  
【8】炭素族、特に炭素の3種の単体、無機化合物(二酸化炭素、各種の炭素酸)について学ぶ  
【9】窒素族、特に窒素の水素化物、酸化物とオキソ酸やリンのオキソ酸について、有用性や有害性を含め詳しく学ぶ  
【10】酸素族、特に酸素の単体や水の性質、硫黄の酸化物やオキソ酸について、医薬品としての利用も含め詳しく学ぶ  
【11】ハロゲン4種の比較や、塩素のオキソ酸について、有用性を含め詳しく学ぶ  
【12】遷移元素全般について、その特徴や典型元素金属との違いとその理由について学ぶ  
【13】3族から12族までの遷移元素、特にクロム、マンガン、鉄、銅、亜鉛について詳しく学ぶ  
【14】錯体の色、磁性、形を決める要因、配位子、配位数、配座数などの基本用語について学ぶ  
【15】錯体の安定度定数とキレート効果、反応性、医薬品への利用について学ぶ  
評価方法
定期試験、中間試験、出席率、レポート
教科書
生命科学のための無機化学・錯体化学、佐治英郎編、廣川書店、3780円
参考図書
備考