徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    薬物構造学

科目番号34617担当教員名豊田 正夫単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次2年
授業概要
基本的な化合物の構造解析のために代表的な機器分析法である核磁気共鳴(NMR)スペクトル,赤外線吸収(IR)スペクトル,マス(MS)スペクトルなどの基本的知識と,各種測定法の特性を理解しデータ解析のための基本的技能を修得する.
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】1H NMR測定装置の構成と測定方法  
【2】1H NMRから得られる化学構造に関する情報(化学シフト,積分値,カップリング)  
【3】1H NMRの応用測定例(デカップリング法,重水素交換など)の解説  
【4】アスピリンの1H NMRシグナルの帰属と1H NMRによる簡単な分子の構造解析演習と解説  
【5】13C NMRおよび1H NMRスペクトルから得られる化学構造解析のための情報の比較  
【6】IRスペクトルの特性吸収と官能基の解説およびIRスペクトルによる簡単な分子の官能基の同定と演習  
【7】チモールとメントールの紫外可視吸収スペクトルの違いについて解説  
【8】MSスペクトル測定装置の種類と測定方法  
【9】MSスペクトルのイオン化法の種類と選択(各イオン化法の特徴)  
【10】MSスペクトルのイオンの種類,同位体ピークから得られる情報について解説  
【11】フラグメントイオンピークの代表的な生成機構の解説  
【12】イオンピークの精密質量分析(高分解能測定)の方法と意義  
【13】コンピュータを利用したMSスペクトルデータによる化合物の同定法  
【14】旋光度測定装置の説明と比旋光度の値が与える情報の意義について(旋光度と絶対配置の関係,光学純度)  
【15】比旋光度,旋光分散,円二色性の違いと絶対配置について解説  
評価方法
試験
教科書
パートナー分析化学II(南江堂),プリント
参考図書
有機化合物のスペクトルによる同定法 第7版(東京化学同人)
備考