徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    生薬学実習

科目番号34692担当教員名庄子 昇単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次2年
授業概要
日本薬局方に記載されている生薬の基原,性状,含有成分,品質評価などの基本的知識を修得する。生薬から目的とする化合物を抽出,単離,同定ができる。薬学部六年制対応として,漢方処方の調製も行う。生薬の代表的な確認試験法を修得し,官能基について理解する。日本薬局方に記載されている主要な74種の生薬の鑑定ができ,かつその用途を理解する。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】牡丹皮のn-hexane抽出,抽出ろ液の減圧濃縮を行う。  
【2】牡丹皮のn-hexane抽出エキスのカラムクロマトグラフィーによりpaeonolを単離する。  
【3】paeonolを再結晶させることにより精製を行う。  
【4】精油定量法の操作法を学び,併せて精油含量生薬について理解する。  
【5】漢方処方の紫雲膏の調製ーその1  
【6】漢方処方の紫雲膏の調製ーその2  
【7】アルカロイドを含有する生薬の確認試験を行う。  
【8】サポニンを含有する生薬の確認試験を行う。  
【9】フラボノイドを含有する生薬の確認試験を行う。  
【10】フェノール性成分含有生薬の確認試験を行う。  
【11】昇華性成分を含有する生薬の確認試験を行う。  
【12】生薬の純度試験を行い,偽和について理解する。  
【13】生薬鑑定試験ーその1:主要な74種の生薬を同定する。  
【14】生薬鑑定試験ーその2:主要な74種の生薬の用途薬効を理解する。  
【15】実習で修得した知識や技術に関する試験を実施し評価する。  
評価方法
出席点,実習試験,レポート等から総合的に評価
教科書
有機化学実習(薬品製造学,薬化学,薬品化学,生薬学の各研究室編集),『続 実験を安全に行うために』(化学同人)
参考図書
指田 豊,山崎和男,竹谷孝一編『生薬学』(南江堂)
備考