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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 43132 | 担当教員名 | 日置 英彰 | 単位 | 1単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 1年 |
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授業概要 |
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物理化学はエネルギーと物質に関する自然現象を理解する上で重要な基礎教科である。物理化学的な問題の捉え方と理論や法則は,有機化学,生化学,薬理学,薬剤学など薬学領域の関連分野で広く応用されている。物理化学の大きな主題のひとつである熱力学は,物質が変化する時はどちらの方向に向かうのか?という問題を巨視的に取り扱うもので,平衡状態へ向かう自然現象を理解する基本的な考え方である。本講義では熱力学の前半部分となる物質間のエネルギー移動に関する問題を考察する.さらに化学平衡のひとつである酸・塩基平衡について基本的知識を修得する. |
到達目標 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 系,外界,境界について説明できる. | ||
【2】 | 仕事と熱の概念を説明できる. | ||
【3】 | 可逆過程と不可逆過程を学び,状態量は変化の過程によらないことを説明できる. | ||
【4】 | 熱力学第一法則:エネルギーが移動するときこれが保存されることを説明できる | ||
【5】 | 定容熱容量と定圧熱容量について説明できる. | ||
【6】 | 代表的な変化における熱と仕事,内部エネルギー変化量を計算できる. | ||
【7】 | エンタルピーの定義とその意味を説明できる. | ||
【8】 | 標準生成エンタルピーについて説明できる. | ||
【9】 | 化学変化に伴う標準エンタルピー変化を計算できる. | ||
【10】 | 相転移におけるエンタルピー変化を説明し,計算できる. | ||
【11】 | 酸塩基平衡,解離定数について説明できる. | ||
【12】 | 溶液のpHを計算できる. | ||
【13】 | 緩衝液のpHを求めることができる. | ||
【14】 | 弱電解質の解離と分配平衡の関係を説明できる. | ||
【15】 | 弱電解質の解離と沈殿平衡の関係を説明できる. |
評価方法 |
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試験とレポート |
教科書 |
石田 寿昌 編 ベーシック薬学教科書シリーズ 物理化学 (化学同人)補助教材としてプリントを配布する |
参考図書 |
桐野 豊 編 基礎薬学物理化学第2版 (廣川書店) バーロー著 物理化学上 (東京化学同人) ムーアー著 物理化学上 (東京化学同人) |
備考 |
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