徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    生薬学実習

科目番号54681担当教員名橋本 敏弘単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次2年
授業概要
【授業概要】日本薬局方に記載されている生薬の基原,性状,含有成分,品質評価などの基本的知識を学習する.生薬から目的とする化合物の抽出,単離を行う.薬学部6年制対応として,漢方処方の調製も行う.生薬の代表的な確認試験法を収得し,官能基について理解する.日本薬局方に記載されている主要な74種の生薬の鑑定ができ,かつその用途を理解する.
【到達目標】生薬に含まれる化学成分の構造、性質が理解出来るようになる。日本薬局方に記載されている生薬の形状および性状により、生薬が鑑定出来るようになる。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】牡丹皮のn-Hexane抽出,抽出ろ液の減圧濃縮を行う.講義と演習:実習テキストによる事前実習講義を行う。実習後、口頭試問により、実習に対する理解度を調べる。実習レポートは、実習当日に書いて貰い、翌日提出する。 
【2】牡丹皮のn-Hexane抽出エキスのカラムクロマトグラフィーによりペオノールを単離する.  
【3】ペオノールを再結晶により,精製を行う.  
【4】精油定量法の操作法および精油定量法を実施し,精油含有生薬について理解する.  
【5】漢方処方の紫雲膏の調製ーその1  
【6】漢方処方の紫雲膏の調製ーその2  
【7】アルカロイド生薬の確認試験を実施できる.  
【8】サポニンフラボノイド生薬の確認試験を実施できる.  
【9】フラボノイド生薬の確認試験を実施できる.  
【10】フェノール性生薬の確認試験を実施できる.  
【11】昇華性生薬の確認試験を実施できる.  
【12】生薬の純度試験を実施できる.  
【13】生薬鑑定試験ーその1:主要な74種の生薬の鑑定ができる.  
【14】生薬鑑定試験ーその2:主要な74種の生薬の用途が分かる.  
【15】実習で収得した知識を総合的に評価する試験を実施する.  
評価方法
実習試験,平常点,レポートの合計
教科書
有機化学実習テキスト(薬品製造,薬化学,薬品化学,生薬学教室編)「続実験を安全に行うために」(化学同人)
参考図書
指田 豊,山崎和男,竹谷孝一編, パートナー生薬学(南江堂)
備考
分担:庄子昇、梅山明美、吉川和子