徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    医薬品創製学2

科目番号54864担当教員名福山 愛保単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期集中対象年次5年
授業概要
【授業概要】医薬品のプロを目指す薬剤師などの薬学専門家は、医薬品の構造と薬効との関連性を学び、化学構造に基づく医薬品の特徴を理解することが重要である。本講義では、代表的な医薬品がどのように開発されたか解説し、医薬品の構造的特徴と薬効発現の関連性を習得する。内容的には薬学教育モデル・コアカリキュラムC17「医薬品の開発と生産」の(2)に対応する。
【到達目標】
1.医薬品の薬効発現と構造との関係について説明できる。
2.医薬品開発に必要な薬物構造変換の一般則を説明できる。
3.代表的な医薬品の構造を示してその薬効を説明できる。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】医薬品創製の歴史について。  
【2】21世紀の創薬は古典的な医薬品開発と何が違か。  
【3】医薬品開発の標的となる代表的な生体分子を概説する。  
【4】薬効発現に関係する代表的な化学構造の特徴を解説する。  
【5】抗炎症薬について解説する。  
【6】気管支喘息治療薬について解説する。  
【7】糖尿病治療薬について解説する。  
【8】高脂血症治療薬について解説する。  
【9】心血管系作用薬(心臓作用薬)について解説する。  
【10】心血管系作用薬(高血圧治療薬、抗血小板凝集薬)について解説する。  
【11】消化性潰瘍薬について解説する。  
【12】中枢神経薬(向精神病薬、抗うつ病薬)について解説する。  
【13】中枢神経薬(痴呆改善薬)について解説する。  
【14】天然物由来の医薬品(強心配糖体)について解説する。  
【15】天然物由来の医薬品(抗菌剤、抗マラリア剤)について解説する。  
評価方法
出席状況,試験にて評価する。場合によってはレポート提出。1/3以上欠席した学生には単位を認めない。
教科書
ベーシック薬学教科書シリーズ「創薬科学・医薬化学」(化学同人)
参考図書
スタンダード薬学シリーズ「医薬品の開発と生産」(東京化学同人)、E. J. Corey et al., 「Molecules and Medicine」(Wiley-Interscience)
備考
「天然物由来の医薬品」は浅川義範教授が講義する。