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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 54896 | 担当教員名 | 堂上 美和 | 単位 | 1単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 2年 |
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授業概要 |
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【授業概要】 物理化学2では,エネルギーの保存則である熱力学第一法則について学んだ.物理化学3では物質が変化する時はどちらの方向に向かうのか?という問題を取り扱う.最初に平衡状態へ向かう自然現象を理解する基本的な考え方である熱力学の第二法則を修得する。次に複雑な系における物質の状態および相互変換過程を熱力学に基づき解析できるようになるために、溶液に関する基本的知識を修得する. 【到達目標】 1. 熱力学第二法則,第三法則について説明できる。 2. エントロピー変化を計算できる。 3. 自由エネルギーと化学ポテンシャルの概念について理解し,自発変化,化学平衡との関係について説明できる。 4. 相平衡とギブスの相律について説明できる。 5. 薬物の溶解現象とpH,pKa,温度との関係について説明できる。 6. 希薄溶液の束一的性質と等張化について理解し,浸透圧,蒸気圧降下,凝固点降下,沸点上昇について計算できる。 |
到達目標 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | エントロピーの定義とその意味を説明できる. | 講義と演習 | |
【2】 | 熱力学の第二法則が自発的変化の本質を法則としてまとめたものであることを説明できる. | ||
【3】 | 理想的な熱機関であるカルノーサイクルから,孤立系におけるエントロピー増大の法則を導くことができる. | ||
【4】 | Gibbsの自由エネルギーの定義とその意味を説明できる. | ||
【5】 | 化学ポテンシャルの定義とその意味を説明できる. | ||
【6】 | 自由エネルギーと平衡定数の関係,そしてその温度依存性(van't Hoffの式)について説明できる. | ||
【7】 | 熱力学第三法則について説明できる. | ||
【8】 | 活量と活量係数について説明できる. | ||
【9】 | 理想溶液ではラウールの法則が成立することを説明できる. | ||
【10】 | 理想溶液の熱力学的な取り扱い方を理解し,混合のエントロピー変化を計算できる. | ||
【11】 | 溶液の束一的性質について説明できる.また希薄溶液における沸点上昇度,凝固点降下度の計算ができる. | ||
【12】 | 相変化に伴う熱の移動(クラペイロン―クラウジウスの式)について説明できる. | ||
【13】 | 相平衡と相律について説明できる. | ||
【14】 | 純物質の状態図について説明できる. | ||
【15】 | 2成分系における状態図について説明できる. |
評価方法 |
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試験とレポート |
教科書 |
石田 寿昌 編 ベーシック薬学教科書シリーズ 物理化学 (化学同人)補助教材としてプリントを配布する |
参考図書 |
桐野 豊 編 基礎薬学物理化学第2版 (廣川書店) バーロー著 物理化学上 (東京化学同人) ムーアー著 物理化学上 (東京化学同人) |
備考 |
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