徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    公衆衛生学1

科目番号54901担当教員名鈴木 真也単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次3年
授業概要
【授業概要】(授業目的・方針 等)人間集団(社会)の健康維持・増進に必要な統計情報の意味や利用方法を説明する。疾病の要因や原因を明らかにするための統計的解析方法(疫学)を説明し、演習を通してその手法を身につける。感染症や生活習慣病の発症動向等を解説するとともに、その対策に関する施策や予防方法の科学的根拠に関しても概説する。
【到達目標】
1 健康の概念、疾病予防の概念を説明できる。
2 健康指標としての各種人口統計値、疾病統計値を列挙し、その推移、意味を説明できる。また、その情報を今後の健康増進j活動へ生かしてゆく態度を身につける。
3 感染症や疾病予防対策に関する施策を列挙し、概説できる。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】公衆衛生学総論 健康と疾病の概念 WHOの健康の定義の意義を知る。生体防御機構の概略を知る。  
【2】人口静態,人口動態  各種人口統計値(用語)の意味(定義)をを理解する。  
【3】人口の動向,人口構成 日本及び世界の人口推移を知り、背景にある歴史的要因を理解する。  
【4】死亡統計, 生命表,平均余命各種死亡統計値の意味(定義)を理解する。死因別死亡率の歴史的変遷を知り、背景にある歴史的要因を理解する。  
【5】出生統計,疾病統計  各種出生統計値,疾病統計値の意味(定義)を理解し、その変遷を知る。今後の日本あるいは世界人口の推移を予測し、その社会的な影響を考察する。  
【6】疫学総論,疫学の三大要因  疫学という科学の概略を理解し、その学問が何に寄与しうるのかを学ぶ。  
【7】疫学の種類と解析方法  具体的な疫学手法の概略をを理解する。  
【8】疫学解析方法の実際、演習  実際の疫学データをもとに疾病と要因の因果関係を解析するための指標値を計算する。  
【9】疾病予防の概念、ホメオスタシス  感染症予防の基本概念を理解する。1〜3 次予防の概念を説明できる。予防接種の意味をを理解する。生体の環境に対する適応反応を理解する。  
【10】感染症  代表的な感染症を列挙し、その原因微生物、感染経路、主症状、予防対策などを関連付けて理解する。  
【11】感染症対策  感染症予防法の意義、内容を知り、代表的な感染症を法律上の1-5類感染症に分類して例示する。予防接種法の定める施策を列挙し、意義を理解する。  
【12】生活習慣病の概要、発症状況、予防  代表的な生活習慣病のリスク要因、予防因子などを知り、予防対策を考察する。  
【13】学校保健、母子保健  学校保健法及び母子保健法の意図を理解し、定められている施策を知る。  
【14】産業衛生,衛生行政  代表的な職業病について、要因と病態を知る。産業衛生に関わるシステムを理解する。衛生行政に関わる法律を整理し、把握する。  
【15】まとめ  
評価方法
試験,出席状況の合計
教科書
「衛生薬学-健康と環境-」(井村伸正・渡部 烈編 改訂第4版 丸善)
参考図書
「衛生試験法注解」(2005)
備考