徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    応用生物統計学

科目番号54978担当教員名市川 勤単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期集中対象年次6年
授業概要
【授業概要】4年次の「生物統計学」を基礎として応用的な内容に進むが、下記の授業計画に示したように再度、データ解析に関する基本的な内容を確認しながら、薬剤疫学的な評価や母集団薬物速度論への応用概念を学ぶ。
【到達目標】医薬品が臨床に適用されるようになった後においても、様々な有害事象が現わることがある。その情報を科学的にアプローチして、適正な使用を考える必要があり、そのような「育薬」に基づいた対応が医薬品開発に有用となる。この育薬について、生物統計学の応用的な面も含めて薬剤師としての立場からの理解を深める。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】統計学による検定の原理を理解する。(福石)  
【2】関連のある2群、および独立2群の差の検定について理解する。(福石)  
【3】独立2群の差の検定について理解する。(福石)  
【4】独立多群の差の検定について理解する。(福石)  
【5】臨床試験の代表的な研究デザイン(症例対照研究、コホート試験など)の特徴を説明できる。(市川)  
【6】バイアスの種類をあげ、特徴を説明できる。(市川)  
【7】バイアスを回避するためのブラインド化やランダム化計画について説明できる。(市川)  
【8】主な多重比較検定法(分散分析、Dunnnet検定、Tukey検定など)の概要を説明できる。(市川)  
【9】主な多変量解析法の概要について説明できる。(市川)  
【10】主な生存時間時間解析法(Kaplan-Meier曲線など)について概説できる。(市川)  
【11】ハザード比を説明できる。(市川)  
【12】生物学的同等性試験を説明できる。(市川)  
【13】統計学的ポピュレーションファーマコキネティクスについて説明できる(その1)。(市川)  
【14】統計学的ポピュレーションファーマコキネティクスについて説明できる(その2)。(市川)  
【15】問題演習(福石、市川)  
評価方法
試験
教科書
「薬を育てる 薬を学ぶ」澤田康文 著(東京大学出版会)
参考図書
「基礎医学統計学」加納克己ら著(南江堂)
備考
福石信之先生、市川が分担して講義を行います。医薬品開発・育薬コースの科目。