徳島文理大学

Webシラバスシステム

TOP 戻る
徳島文理大学短期大学部

【科目名】    倫理学A

科目番号55122担当教員名榊原 達哉単位2単位
科目群一般必修・選択選択開講期後期 対象年次2年
授業概要
【授業概要】倫理学は、哲学と同じくらい古い学問である。哲学がすべてを疑い、人間の根源、世界の根源へと思いをはせるのと同様、倫理学もまた人間とは根源、倫理との根源へと思いをめぐらす。倫理は人間には欠くべからざるものである。というのも、人間が類的存在である以上、そして社会という「共同体」に生きる以上、人間は倫理なしには生きることができない。私たちは、意識しようとしまいと、すでに何らかの「倫理」(倫理とは、第一義的には、社会の「習俗」である、要する社会の掟である)にしたがって生きているのである。さて、倫理学とは私たちが自明のものとして生きている倫理を、意識的に考えることである。しかも、私たちが生きている今の社会では、「倫理」という言葉、というよりも「倫理」の欠落、「道徳」の欠落という言葉を聞かない日はない。政治倫理、職業倫理、医療倫理、企業倫理。「倫理」という言葉、そしてその意味について考えてみるべき時は今なのではあるまいか。本講義では、「倫理」とは何か、そしてその倫理学的考察に始まり、実際の応用倫理(実際の問題にどう答えるべきかを考える倫理学の中の学問分野)について考察したい。
到達目標
以下四つの観点から到達目標を述べる。
①知識(理解): 倫理学の基本的な学説を学び、理解する。
②態度(関心・意欲):ファストな思考(感情に隷従した短絡的な思考)ではなく、スローな思考(理性にのみ従う思考)をする基本的な態度を身につける。と同時に、単なる理性主義に拘泥せず、批判的な合理主義的態度(反証可能性)を体得する。
③技能(表現):レポートの制作を通じて、自分の意見を明晰かつ判明に提起する技能を身につける。
④思考・判断:上記の三項目の習得した上で、根拠なきものの一切を疑う批判的態度を習得する。これが価値観文明ならざる国際社会を、自らの思考能力によって生きる術である。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテーション 倫理学とは何か。講義形式。講義の復習
【2】倫理学の基本的な考え方(1)デュルケームの倫理観同上同上
【3】倫理学の基本的な考え方(2)功利主義者の倫理観同上同上
【4】倫理学の基本的な考え方(3)カントの倫理観1同上同上
【5】倫理学の基本的な考え方(4)カントの倫理観2同上同上
【6】倫理学の基本的な考え方(5)ロールズの倫理観1同上同上
【7】倫理学の基本的な考え方(6)ロールズの倫理観2同上同上
【8】戦争と平和の法(1) 戦争概念の変遷同上同上
【9】戦争と平和の法(2) カントと平和論同上同上
【10】戦争と平和の法(3) 戦争犯罪の変遷同上同上
【11】ジェンダーと倫理同上同上
【12】生命倫理学(1) 自己決定権同上同上
【13】生命倫理学(2) 脳死と臓器移植同上同上
【14】生命倫理学(3) 不妊治療をめぐる倫理同上同上
【15】生命倫理学(4) 生殖革命をめぐる倫理同上同上
評価方法
レポートによって評価する。
教科書
特に指定しない。
参考図書
適時、教室で指示する。
備考
講義の進度によって若干の変更はありうる。