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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 74786 | 担当教員名 | 石田 志朗 | 単位 | 1単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 3年 |
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授業概要 |
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薬物治療においては、薬物を必要とする部位に効率よく到達せしめたり、製剤から放出性に持続性を持たせることで使用回数を少なくするDrug Delivery System (DDS:薬物送達システム)の医薬品が繁用されている。本講義では、医薬品製剤の基本知識とDDS製剤の放出制御の機序について学習する。 |
到達目標 |
薬物治療の有効性、安全性、信頼性を高めるために、薬物の投与形態や薬物体内動態の制御法などを工夫したDDSに関する下記の基本的知識を修得する。 1.医薬品の各種製剤の特徴および投与後の体内動態について説明できる。 2.DDS製剤の服薬指導に関する内容を概説できる。 3.DDSの方法と有用性を説明できる。 4.代表的なDDS製剤を具体的に挙げて、その特徴と有用性について説明できる。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 調剤の概念と調剤の実際(コアカリキュラム以外) | 講義 | 復習:課題プリント 予習:教科書(調剤指針)錠剤、カプセル剤P18-32、P182-190を熟読すること |
【2】 | 医薬品の剤形(内用剤:錠剤・カプセル剤)と調製上の注意(コアカリキュラム以外) | 講義 医薬品の呈示 | 復習:課題プリント 予習:教科書(調剤指針)散剤、液剤P32-57、P191-202、軟膏剤P288-297を熟読すること |
【3】 | 医薬品の剤形(内用剤:散剤・液剤・軟膏剤)と調製上の注意(コアカリキュラム以外) | 講義 医薬品のおよび調剤器具の呈示 | 復習:課題プリント 予習:教科書(調剤指針)貼付剤P297-302、吸入剤P206-267、点眼剤P63-65、P268-278を熟読すること |
【4】 | 医薬品の剤形(外用剤:貼付剤・吸入剤・点眼剤)と調製上の注意(コアカリキュラム以外) | 講義 医薬品の呈示 | 復習:課題プリント 予習:教科書(調剤指針)坐剤P66-67、P280-286、注射剤P68-73、P202-250を熟読すること |
【5】 | 医薬品の剤形(坐剤、注射剤)と調製上の注意(コアカリキュラム以外) | 講義 医薬品の呈示 | 復習:課題プリント 予習:今までの授業内容(医薬品の各種剤形の特徴と調剤上の注意) |
【6】 | 医薬品の製剤:まとめ 医薬品の投与経路と生体内運命(コアカリキュラム以外) | 確認試験 講義 ビデオ供覧 | 復習:課題プリント 予習:教科書(図解で学ぶDDS)P2-22を熟読すること |
【7】 | DDSとは何か(DDSの方法論)(C16(3)1-1〜3) | 講義 PPT使用(プリント配布) | 復習:課題プリント 予習:教科書(図説で学ぶDDS)P24-54を熟読すること |
【8】 | DDSの目的と技術(薬物の吸収とその制御、コントロールドリリース(徐放性製剤)、ターゲッティング)(C16(3)2-1〜3、3-1〜2) | 講義 PPT使用(プリント配布) 錠剤、カプセル剤の呈示 | 復習:課題プリント 予習:教科書(図説で学ぶDDS)P56-78を熟読すること |
【9】 | 経口投与とその改善(1)(粘膜からの吸収とその改善、プロドラッグ製剤)(C16(3)2-1〜4) | 講義 PPT使用(プリン配布) | 復習:課題プリント 予習:教科書(図説で学ぶDDS)P80-88を熟読すること |
【10】 | 経口投与とその改善(2)(腸溶性製剤)(C16(3)2-6) 経皮投与とその改善(皮膚からの吸収とその制御)(C16(3)2-5) | 講義 PPT使用(プリント配布) 貼付剤の呈示 | 復習:課題プリント 予習:教科書(図説で学ぶDDS)P90-96を熟読すること |
【11】 | 経肺投与とその改善(C16(3)5-1) | 講義 PTT使用(プリント配布) 吸入剤の呈示 | 復習:課題プリント 予習:教科書(図説で学ぶDDS)P98-105を熟読すること |
【12】 | 高分子医薬品と高分子特性を利用したDDS(C16(3)2-1〜2、2-4) | 講義 PTT使用(プリント配布) | 復習:課題プリント 予習:教科書(図説で学ぶDDS)P108-122を熟読すること |
【13】 | 微粒子キャリア製剤を利用した薬物ターゲッティング(1)(C16(3)3-2) | 講義 PTT使用(プリント配布) | 復習:課題プリント 予習:教科書(図説で学ぶDDS)P140-150を熟読すること |
【14】 | 微粒子キャリア製剤を利用した薬物ターゲッティング(2)(C16(3)3-2) 次世代型DDS技術(C16(3)3-2) | 講義 PTT使用(プリント配布) | 復習:課題プリント 予習:教科書(図説で学ぶDDS)P152-156を熟読すること |
【15】 | DDS:まとめ(医療におけるDDSの役割・現状と未来)(C16(3)1-1〜2) | 講義 | 復習:課題プリント |
評価方法 |
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試験、レポート |
教科書 |
「第十三改訂調剤指針」薬事日報、橋田 充監「図解で学ぶDDS」じほう、プリント |
参考図書 |
永井恒司監「DDSの基礎と開発」シーエムシー出版、日本DDS学会誌(http://square.umin.ac.jp/js-dds/より入手可) |
備考 |
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予習:教科書の講義範囲を一読すること。復習:医薬品名(商品名・一般名)とそのDDS製剤の特徴を整理すること。 オフィスアワー 月曜日17:00-18:00、火曜日17:00-18:00 場所:21-0407 |