徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    天然医薬品学

科目番号75279担当教員名吉川 和子単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次新カリ3年
授業概要
医薬品資源としての天然生物活性物質を構造によって分類・整理するとともに、天然生物活性物質の利用に関する基本的事項を修得する。
本講義は週2回行うことにより、短期集中型の積み上げ型学習で修得する。
到達目標
代表的な天然由来医薬品の構造上の特徴、生合成経路、薬理作用などに関する基本的事項を習得し、適正に使用できるようになることを目標とする。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】一次代謝と二次代謝および生合成の概略、C5(2)・生薬由来の生物活性物質の構造と作用講義, 教科書を用いて説明し、重要なポイントは板書またはパワーポイントを用いて説明する。講義の後に演習問題を5−6問解いてもらう。講義のまとめのレポートを作成してもらう。
【2】糖類や脂質に分類される生薬由来の生理活性物質、C5(2)・生薬由来の生物活性物質の構造と作用講義, 教科書を用いて説明し、重要なポイントは板書またはパワーポイントを用いて説明する。講義の後に演習問題を5−6問解いてもらう。講義のまとめのレポートを作成してもらう。
【3】芳香族化合物(フェニルプロパノイド、クマリン、リグナン、ネオリグナン)に分類される生薬由来の生理活性物質、C5(2)・生薬由来の生物活性物質の構造と作用講義, 教科書を用いて説明し、重要なポイントは板書またはパワーポイントを用いて説明する。講義の後に演習問題を5−6問解いてもらう。講義のまとめのレポートを作成してもらう。
【4】芳香族化合物(クロモン、アントラキノン、フラボノイド)に分類される生薬由来の生理活性物質、C5(2)・生薬由来の生物活性物質の構造と作用講義, 教科書を用いて説明し、重要なポイントは板書またはパワーポイントを用いて説明する。講義の後に演習問題を5−6問解いてもらう。講義のまとめのレポートを作成してもらう。
【5】テルペノイド(モノテルペン、セスキテルペン)に分類される生薬由来の生理活性物質、C5(2)・生薬由来の生物活性物質の構造と作用講義, 教科書を用いて説明し、重要なポイントは板書またはパワーポイントを用いて説明する。講義の後に演習問題を5−6問解いてもらう。講義のまとめのレポートを作成してもらう。
【6】テルペノイド(ジテルペン、トリテルペン)に分類される生薬由来の生理活性物質、C5(2)・生薬由来の生物活性物質の構造と作用講義, 教科書を用いて説明し、重要なポイントは板書またはパワーポイントを用いて説明する。講義の後に演習問題を5−6問解いてもらう。講義のまとめのレポートを作成してもらう。
【7】ステロイドおよびステロイドサポニンに分類される生薬由来の生理活性物質、C5(2)・生薬由来の生物活性物質の構造と作用講義, 教科書を用いて説明し、重要なポイントは板書またはパワーポイントを用いて説明する。講義の後に演習問題を5−6問解いてもらう。講義のまとめのレポートを作成してもらう。
【8】トロパン、イソキノリン、モルフィナン型アルカロイドに分類される生薬由来の生理活性物質、C5(2)・生薬由来の生物活性物質の構造と作用講義, 教科書を用いて説明し、重要なポイントは板書またはパワーポイントを用いて説明する。講義の後に演習問題を5−6問解いてもらう。講義のまとめのレポートを作成してもらう。
【9】インドール、バッカク、キノリン型アルカロイドに分類される生薬由来の生理活性物質、C5(2)・生薬由来の生物活性物質の構造と作用講義, 教科書を用いて説明し、重要なポイントは板書またはパワーポイントを用いて説明する。講義の後に演習問題を5−6問解いてもらう。講義のまとめのレポートを作成してもらう。
【10】微生物由来の生理活性物質の化学構造による分類、C5(2)・微生物由来の生物活性物質の構造と作用講義, 教科書を用いて説明し、重要なポイントは板書またはパワーポイントを用いて説明する。講義の後に演習問題を5−6問解いてもらう。講義のまとめのレポートを作成してもらう。
【11】微生物由来の代表的な活性物質と生理作用、C5(2)・微生物由来の生物活性物質の構造と作用講義, 教科書を用いて説明し、重要なポイントは板書またはパワーポイントを用いて説明する。講義の後に演習問題を5−6問解いてもらう。講義のまとめのレポートを作成してもらう。
【12】医薬品として使われる代表的な天然生理活性物質と用途、C5(2)・天然生物活性物質の利用講義, 教科書を用いて説明し、重要なポイントは板書またはパワーポイントを用いて説明する。講義の後に演習問題を5−6問解いてもらう。講義のまとめのレポートを作成してもらう。
【13】天然生理活性物質を基に化学修復等により開発された代表的な医薬品リード化合物、C5(2)・天然生物活性物質の利用講義, 教科書を用いて説明し、重要なポイントは板書またはパワーポイントを用いて説明する。講義の後に演習問題を5−6問解いてもらう。講義のまとめのレポートを作成してもらう。
【14】農薬や香粧品などの代表的な天然生理活性物質と用途、C5(2)・天然生物活性物質の利用講義, 教科書を用いて説明し、重要なポイントは板書またはパワーポイントを用いて説明する。講義の後に演習問題を5−6問解いてもらう。講義のまとめのレポートを作成してもらう。
【15】まとめ 天然医薬品学に関するCBT問題および国家試験問題などの演習を解くことで、本講義の理解を高める。CBTおよび国家試験問題(100問以上)を解いてもらい、レポートとして提出してもらう。
評価方法
本試験、中間試験、レポート点を総合的に評価する。
教科書
高石、馬場、本多(編)「薬学生のための天然物化学テキスト」廣川書店
参考図書
「日本薬学会編スタンダード薬学シリーズ3 化学系薬学III、自然が生み出す薬物」東京化学同人 
備考
薬学教育モデルコアカリキュラムC5自然が生み出す薬物 (2) 「薬の宝庫としての天然物」のうち、・生薬由来の生物活性物質の構造と作用、・微生物由来の生物活性物質の構造と作用、および・天然生物活性物質の利用、に対応
本講義は、本講義前の薬用植物学(2年生前期)および本講義後の東洋医学概論(4年生後期)の内容と関連する。