徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    臨床調剤学

科目番号75310担当教員名石田 志朗単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次新カリ3年
授業概要
本講義では、医薬品の管理方法を理解、更に患者との応対・薬剤交付時の服薬指導から情報提供文書の作成・薬歴の記録まで、患者とのコミュニケーションおよび医薬品の薬学的管理までの基礎知識を習得することにある。本講義では、事前に予習を行い、講義開始の10分間で確認試験を行う。
到達目標
1.医薬品の管理方法について説明できる。
2.患者との応対により必要な患者情報を入手することができる。
3.代表的な疾患の治療方針を理解し、服薬指導ができる。
4.患者への情報提供と薬歴の管理ができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】講義ガイダンス、医薬品の管理(意義・必要性)と流れ, F(2)・処方せんに基づく調剤・・医薬品の供給と管理講義ガイダンス、講義【予習】教科書 薬剤師業務の基本上 第1章薬剤師業務の変遷と今後の展望を熟読
【復習】講義ノートの整理
【2】医薬品の在庫管理, F(2)・処方せんに基づく調剤・・医薬品の供給と管理確認試験、講義【予習】教科書 薬剤師業務の基本上 第5章医薬品管理1.-3.を熟読
【復習】講義ノートの整理
【3】毒・劇・麻薬・向精神薬・覚醒剤原料、特定生物由来製品、放射性医薬品の管理(保存方法と廃棄), F(2)・処方せんに基づく調剤・・医薬品の供給と管理確認試験、講義【予習】教科書 薬剤師業務の基本上 第5章医薬品管理4.を熟読
【復習】講義ノートの整理
【4】院内製剤と漢方製剤の管理, F(2)・処方せんに基づく調剤・・医薬品の供給と管理確認試験、講義【予習】教科書 薬剤師業務の基本上 第11章薬局に特殊な業務を熟読
【復習】講義ノートの整理
【5】薬剤師倫理と態度、受付と患者インタビュー, F(2)・処方せんに基づく調剤・・患者・来局者応対、服薬指導、患者教育確認試験、講義【予習】教科書 薬剤師業務の基本上 第2章 薬剤師倫理と態度、下第2章 受付とインタビューを熟読
【復習】講義ノートの整理
【6】服薬指導の基礎知識, F(2)・処方せんに基づく調剤・・患者・来局者応対、服薬指導、患者教育確認試験、講義【予習】教科書 薬剤師業務の基本上 第4章服薬指導1.、服薬指導サブノート 服薬指導の基礎知識を熟読
【復習】講義ノートの整理
【7】妊婦・授乳婦・小児、高齢者への服薬指導, F(2)・処方せんに基づく調剤・・患者・来局者応対、服薬指導、患者教育確認試験、講義【予習】教科書 服薬指導サブノート 服薬指導の基礎知識を熟読
【復習】講義ノートの整理
【8】使用上の説明が必要な製剤の取扱い方法, F(2)・処方せんに基づく調剤・・患者・来局者応対、服薬指導、患者教育確認試験、講義【予習】教科書 服薬指導サブノート アレルギー関連、感染症関連、中枢疾患関連関連を熟読
【復習】講義ノートの整理
【9】アレルギー疾患、感染症患者、中枢神経系疾患の治療方針と服薬指導や患者教育, F(2)・処方せんに基づく調剤・・患者・来局者応対、服薬指導、患者教育確認試験、講義【予習】教科書 服薬指導サブノート 糖尿病、循環器系疾患、肝・腎疾患関連を熟読
【復習】講義ノートの整理
【10】糖尿病、循環器系疾患、肝・腎疾患の治療方針と服薬指導や患者教育, F(2)・処方せんに基づく調剤・・患者・来局者応対、服薬指導、患者教育確認試験、講義【予習】教科書 服薬指導サブノート 呼吸器疾患、がん関連を熟読
【復習】講義ノートの整理
【11】呼吸器系疾患、がんの治療方針と服薬指導や患者教育, F(2)・処方せんに基づく調剤・・患者・来局者応対、服薬指導、患者教育確認試験、講義【予習】教科書 服薬指導サブノート 生活習慣の指導関連を熟読
【12】代表的な疾患の生活指導, F(2)・処方せんに基づく調剤・・患者・来局者応対、服薬指導、患者教育確認試験、講義【予習】教科書 薬剤師業務の基本上 第4章服薬指導2.-5.を熟読
【復習】講義ノートの整理
【13】患者への情報提供(薬剤情報提供文書、お薬手帳), F(2)・処方せんに基づく調剤・・患者・来局者応対、服薬指導、患者教育確認試験、講義【予習】教科書 薬剤師業務の基本上 第4章服薬指導2.を熟読
【復習】講義ノートの整理
【14】薬歴・診療録の記載、患者応対の記載, F(2)・処方せんに基づく調剤・・患者・来局者応対、服薬指導、患者教育確認試験、講義【復習】講義ノートの整理、全体の復習
【15】まとめ,F(2)・処方せんに基づく調剤・・患者・来局者応対、服薬指導、患者教育、・医薬品の供給と管理全体の復習【復習】講義ノートの整理、全体の復習
評価方法
確認試験40%、定期試験60%
教科書
羊土社 薬剤師業務の基本、羊土社 調剤業務の基本、南山堂 スキルアップのための服薬指導サブノート
参考図書
廣川書店 わかりやすい薬事関連法規・制度、南山堂 ファーマシューティカルケアのための医療コミュニケーション、厚生労働省 「医薬品の安全使用のための業務手順書」作成マニュアル
備考
A(3)「信頼関係の構築」のうち、・コミュニケーション、・患者・生活者と薬剤師、B(2)「薬剤師と医薬品等に係る法規範」のうち・医薬品等の品質、有効性及び安全性の確保に係る法規範、・特別な管理を要する薬物等に係る法規範、E1(1)「薬の作用」のうち、・薬の作用、(2)「身体の病的変化を知る」のうち、・症候、・病態・臨床検査に対応、(3)「薬物治療の位置づけ」、(4)「医薬品の安全性」、E2(1)「神経系の疾患と薬」、(2)「免疫・炎症・アレルギーおよび骨・関節の疾患と薬」、(3)「循環器系・血液系・造血器系・泌尿器系・生殖器系の疾患と薬」、(4)「呼吸器系・消化器系の疾患と薬」、(5)「代謝系・内分泌系の疾患と薬」、(6)「感覚器・皮膚の疾患と薬」、(7)「病原微生物(感染症)・悪性新生物(がん)と薬」、E3(2)「患者情報」のうち、・情報と情報源、・収集・評価・管理、(3)「個別化医療」のうち、・遺伝的素因、・年齢的要因、・臓器機能低下、・その他の要因、E4(1)「薬物の体内動態」のうち、・生体膜透過、・吸収、・分布、・代謝、・排泄、E5(2)「製剤設計」のうち、・代表的な製剤、(3)DDS(Drug Delivery System:薬物送達システム)のうち、・DDS の必要性、・コントロールドリリース(放出制制御)、・ターゲティング(標的指向化)、・吸収改善に対応。 本講義は、本講義前の臨床薬学概論(2年後期)、生物薬剤学(2年後期)、薬物動態学(3年前期)、調剤学(3年前期)、同期間の臨床薬物動態学(3年後期)、臨床製剤学(3年後期)、本講義後の実務実習事後学習(6年前期)の内容と関連する。
オフィスアワー 月曜日17:00-18:00、火曜日17:00-18:00 場所:21-0407