徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    分子集積体化学

科目番号00002担当教員名加来 裕人単位2単位
科目群一般必修・選択選択開講期前期集中対象年次1年
授業概要
炭素-炭素結合を中心とした共有結合などの強い力の結合と解離を主として有機化学は発展してきた.一方,自然界では酵素やDNAをはじめとする多くの系では,そのような強い力ではなく,分子間に働く弱い相互作用を介して他の分子を特異的に識別している.このような分子認識現象は,生体関連物質にだけ見られる現象ではなく,比較的単純な構造を持つ分子間の相互作用にも見られ,分子集合体の化学「超分子化学」の基礎ともなっている.本講義では,分子間に働く弱い相互作用について学んだ後,包接錯体,ホスト-ゲスト化学,超分子化学について概観し,その機能及び応用について学ぶ.また,生体分子と小分子(医薬品など)の関わる分子認識及びその特徴についても学ぶ.
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】分子認識化学概説集中講義方式 プリントおよびパワーポイント 
【2】分子会合の基礎:分子認識に関わる力(1)  
【3】分子会合の基礎:分子認識に関わる力(2)  
【4】有機ホスト分子による分子認識(1)  
【5】有機ホスト分子による分子認識(2)  
【6】有機ホスト分子による分子認識(3)  
【7】有機固体系での分子認識(1)  
【8】有機固体系での分子認識(2)  
【9】有機固体系での分子認識(3)  
【10】分子認識の応用(1)  
【11】分子認識の応用(2)  
【12】分子認識の応用(3)  
【13】分子認識の応用(4)  
【14】生体系の超分子  
【15】まとめ  
評価方法
課題レポート(60%)討論および授業態度(40%)
教科書
参考図書
分子認識化学 −超分子へのアプローチ− 築部浩編著 三共出版ISBN4-7827-0359-7
有機化学のための分子間力入門 西尾元宏 講談社 ISBN4-06-153387-8
超分子化学 妹尾学ら著 東京化学同人 ISBN4-8079-0493-0
備考