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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 00004 | 担当教員名 | 梅山 明美 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 博士課程1年 |
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授業概要 |
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【授業概要】現在日本の高齢化率は世界第1位であり、さらに上昇すると予想されている。高齢者は複数の疾患を有し、多科受診し多剤服用せざるを得ない状況である。しかしそれは身体的にも精神的にもさらに経済的にも負担が大きい。高齢者医療には全人的・包括的立場からの診療が不可欠であり、漢方医学を高齢者医療の中核に据えることは、安全で有効な治療が期待できるだけでなくQOLの改善にも役立つ。また医療経済的にも望ましい。そこで漢方医学の立場からみた高齢者の特徴と頻用処方を中心とした漢方治療について症例を示しながら説明する。さらに服薬方法についても説明する。 【到達目標】高齢者が寝たきりになることなく元気に生活するには、できるだけ漢方薬をファーストチョイスとして、その不足を現代医学の薬で補うことが望ましい。それには現代医学をしっかりと学んだ上で漢方医学を修得し、薬剤師として医療現場で積極的に適切な漢方薬の使用を助言できる。 |
到達目標 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 漢方治療の基礎知識の再確認 気血水、五臓、陰陽、証の概念 その1 | 集中講義形式 | |
【2】 | 漢方治療の基礎知識の再確認 気血水、五臓、陰陽、証の概念 その2 | ||
【3】 | 高齢者の漢方的診断法とその問題点 望診、聞診、問診、切診 その1 | ||
【4】 | 高齢者の漢方的診断法とその問題点 望診、聞診、問診、切診 その2 | ||
【5】 | 漢方エキス製剤と服用のポイント 意識の問題、実際の服用、問題点と工夫 その1 | ||
【6】 | 漢方エキス製剤と服用のポイント 意識の問題、実際の服用、問題点と工夫 その2 | ||
【7】 | 高齢者にみられる疾患および病態 1 アルツハイマー病、睡眠障害、うつ状態 他 | ||
【8】 | 高齢者にみられる疾患および病態 2 高血圧症、脳血管障害、動脈硬化 他 | ||
【9】 | 高齢者にみられる疾患および病態 3 嚥下困難、排便障害 他 | ||
【10】 | 高齢者にみられる疾患および病態 4 感染症、肝炎・肝硬変 他 | ||
【11】 | 漢方における生活指導のポイント 食べる、寝る、出す、感染症との戦い 他 その1 | ||
【12】 | 漢方における生活指導のポイント 食べる、寝る、出す、感染症との戦い 他 その2 | ||
【13】 | 家族・介護職・看護職などへの指導 家族・介護職・看護職などへの指導 | ||
【14】 | 医療経済と漢方 療養型病床群への導入、統合医療 他 その1 | ||
【15】 | 医療経済と漢方 療養型病床群への導入、統合医療 他 その2 |
評価方法 |
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課題レポートおよび質問事項に関する回答(60%)討論および授業態度(40%) |
教科書 |
参考図書 |
「高齢者のための和漢診療学」編集 寺澤捷年 医学書院 |
備考 |
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授業計画の数項目を外部講師に依頼することがある。 |