徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    医薬品作用学

科目番号00008担当教員名赤木 正明単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次1年次
授業概要
講義概要:近年、アレルギー性疾患の増加、難治化、遷延化が問題になっている。アレルギー性疾患発症に肥満細胞、好酸球や好塩基球から産生・遊離されるchemical mediatorsの関与がよく知られているが、実際それらがどのように関係しているかについては不明な点が多くある。それを解明することは治療戦略に非常に有益な示唆を与えることになる。大学院講義では、アレルギー性疾患の概要、現在行われているアレルギー性疾患に対する医薬品開発のための基礎研究やtailormade医療による治療戦略の概要について、少人数講義及びSGDを取り入れて行い、大学院生が医療現場において、大学院で得たアレルギー性疾患に関する知識を応用できるようにすることを目的とする。
到達目標:医療・薬物療法分野において、新薬開発ならびに高度医療への応用につながるアレルギー性疾患の基礎から最新情報までの詳細を学ぶと共に、その研究成果を挙げ,将来国際的な活動が期待できる指導的な人材となる。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】免疫学概論:免疫の概要を解説する。集中講義 
【2】アレルギー疾患概論:アレルギー性疾患の概要を解説する。  
【3】化学伝達物質(1):アレルギー性疾患へのヒスタミンの関与を解説する。  
【4】化学伝達物質(2):アレルギー性疾患へのエイコサノイドの関与を解説する。  
【5】化学伝達物質(3):アレルギー性疾患へのサイトカインの関与を解説する。  
【6】基礎的実験系(1):アレルギー性鼻炎治療薬開発の基礎的実験系を解説する。  
【7】基礎的実験系(2):気管支喘息治療薬開発の基礎的実験系を解説する。  
【8】基礎的実験系(3):アトピー性皮膚炎治療薬開発の基礎的実験系を解説する。  
【9】治療薬(1):現在使用されているアレルギー性鼻炎治療薬について解説する。  
【10】治療薬(2):現在使用されている気管支喘息治療薬について解説する。  
【11】治療薬(3):現在使用されているアトピー性皮膚炎治療薬について解説する。  
【12】治療戦略(1):Tailormade医療によるアレルギー性鼻炎治療戦略について解説する。  
【13】治療戦略(2):Tailormade医療によるアトピー性皮膚炎治療戦略について解説する。  
【14】治療戦略(3):アレルギー性疾患の減感作療法の現状について解説し、少人数討論を行う。  
【15】治療戦略(4):アレルギー性疾患治療戦略についての展望について少人数討論を行う。  
評価方法
課題レポート(60%)、討論及び受講態度(40%)
教科書
参考スライド及びビデオを使用。必要に応じて、プリントなどを配布
参考図書
笹月健彦監訳「免疫生物学」(南江堂)
備考
授業計画の数項目を外部講師に依頼することがある