徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    薬用遺伝子資源学

科目番号00032担当教員名野路 征昭単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期集中対象年次1年
授業概要
【授業概要】植物は多種多様な代謝物を生産する能力をもつ。植物の生産する一次、二次代謝物のなかには薬用資源として大変重要なものも多い。この薬用資源植物における物質生産をはじめとする有用遺伝形質は「薬用遺伝子資源」と考えられる。薬用遺伝子資源を分子レベルで解明することにより、植物を遺伝子改良することが可能となる。本講義では、植物における有用物質生合成経路に関与する酵素や遺伝子について解説するとともに、植物バイオテクノロジーの基礎および社会的インパクトについて講述する。
【養成したい人材像と履修目標】基礎薬学分野において、創薬開発ならびに高度医療への応用につながる最先端の植物バイオテクノロジーを詳細に学ぶと共に、その研究成果を挙げ,将来国際的な活動が期待できる指導的な人材の育成を目指す。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】遺伝子工学(1) 現代の遺伝子工学、バイオテクノロジーの概説講義 
【2】遺伝子工学(2) 遺伝子工学、バイオテクノロジーの歴史  
【3】薬用資源植物 薬用資源植物の現状、諸問題の概説  
【4】植物の代謝経路(1) 植物の一次、二次代謝経路の分類、概説  
【5】植物の代謝経路(2) 代表的二次代謝物の生合成経路  
【6】植物遺伝子工学(1) 植物細胞培養の原理の概説  
【7】植物遺伝子工学(2) 植物培養細胞による物質生産、物質変換の解説  
【8】植物遺伝子工学(3) 植物細胞における遺伝子発現とその制御機構  
【9】植物遺伝子工学(4) 植物への外来遺伝子の導入と発現  
【10】植物遺伝子工学(5) 薬用資源植物における分子育種  
【11】植物遺伝子工学(6) 植物からの遺伝子クローニング戦略の概説  
【12】植物遺伝子工学(7) 植物からの遺伝子クローニング法の解説  
【13】植物遺伝子工学(8) ポストゲノム時代の植物遺伝子工学の概説  
【14】遺伝子組換え食品 遺伝子組み換え食品の現状と問題点の概説  
【15】現状と未来 植物遺伝子工学の社会的インパクトとその未来を探る  
評価方法
課題レポート(60%)討論および授業態度(40%)
教科書
必要に応じて適宜プリントを配布
参考図書
備考