徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    実験神経病理学 (Experimental Neuropathology)

科目番号10029担当教員名宋 時栄単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次1・2
授業概要
創薬研究の重要な対象である中枢および末梢神経系や、骨格筋の疾患についての先端的・学際的知見を、人体病理学的知見、疾患モデル動物を用いた病態の解明を交えて系統的に講義する。講義対象としてはアルツハイマー病、パーキンソン病その他の神経系の主要な疾患を取り上げ、その病態の理解の基礎となる分子、シナプスレベルから細胞、組織、個体レベルに至る各階層での生理的機能・病理的変化について理解を深める。
薬物治療の対象となる重要な神経疾患の病態について、分子レベルから個体レベルに至る統合的な理解ができ、それに基づいて新たな治療戦略を構築できる人材を養成する。そのために必要な、細胞生物学的知見に基礎を置いた神経病理学的学習項目を十分に履修することが目標となる。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】総論1:神経解剖・神経生理学の基礎、シナプスの病理(宋)講義、実習 
【2】総論2:神経病理学の理解に必要な分子生物学、細胞生物学-1(高橋)  
【3】総論3:神経病理学の理解に必要な分子生物学、細胞生物学-2(高橋)  
【4】総論4:神経病理学の理解に必要な分子生物学、細胞生物学-3(高橋)  
【5】総論5:神経細胞、グリア細胞の相互作用の細胞生物学(高橋)  
【6】総論6:グリア細胞の病理学的意義(宋)  
【7】アルツハイマー病(1):神経病理学・神経生化学・分子生物学的知見(宋)  
【8】アルツハイマー病(2):疾患モデル動物、新しい治療法の摸索(宋)  
【9】パーキンソン病(1):神経病理学・神経生化学・分子生物学的知見(宋)  
【10】パーキンソン病(2):疾患モデル動物、新しい治療法の摸索(宋)  
【11】脳血管障害:病態生理、疾患モデル動物(宋)  
【12】筋萎縮性側索硬化症:病態生理、疾患モデル動物  
【13】実習1:アルツハイマー病、パーキンソン病(宋、高橋)  
【14】実習2:脳血管障害、筋萎縮性側索硬化症(宋、高橋)  
【15】特別講義:随時の主題(外来講師)  
評価方法
筆記試験、課題レポート、口頭試問
教科書
配布プリント
参考図書
神経病理を学ぶ人のために(医学書院ISBN-13: 978-4260103602)、カラーアトラス神経病理(医学書院ISBN-13:978-4260002851)、Greenfield's Neuropathology(Oxford University Press ISBN-13: 978-0340906828)
備考