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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 10045 | 担当教員名 | 野地 裕美 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 1・2年 |
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授業概要 |
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【専門領域分野】健康・高齢者医療分野 【授業概要】近年の疾病構造の変,化と高度な医療技術の発達は、健康と疾病の境界にあたる半健康状態の増大と長寿社会をもたらし、健康状態から半健康状態や疾病状態への移行を予防することが大きな課題である。本講義では、健康を維持する生体内のしくみや炎症性疾患における病態形成のしくみ等の最新知識を、食品衛生を関連付けて学ぶと共に、疾病予防において重要な役割を果たす生体成分や天然資源の作用機構についての理解を深め、疾病予防を論理的に考察する能力を講義や討論を通して養う。 【養成したい人材像と履修目標】単に医薬品を正しく使うことができるだけでなく、人が病気にならないためにはどうしたら良いのか、健康を増進するためにはどうしたら良いのか、疾病時にQOLを高めるためにはどうしたら良いのかを、正しい科学的知識に基づいて健康と疾病を予防衛生の観点から総合的且つ論理的に考察することができ、地域医療において指導的役割を果たすことができる高度な知識と技能を備えた薬剤師の育成に役立てる。 【関連授業科目および連携】本講義は、生体反応の分子レベルでの理解をめざす「ゲノム生物科学」、健康の維持や医薬品に用いられる多様な天然物資源を学ぶ「天然医薬資源科学」、病原体の侵襲から生体を守る免疫の分子機構を学ぶ「分子免疫制御学」、ヒトを集団として捉えて統計学方法論で薬の効果や影響を評価する「薬剤疫学」などの科目と密接に関連している。これらの科目は、地域住民の健康の維持と増進、患者のQOLの改善など、予防衛生薬学の課題を科学的根拠に基づいて論理的に思考して解決する能力の育成に大いに役立つ。 |
到達目標 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 予防衛生薬学概論 | 講義と討論(一部集中講義も行う) | |
【2】 | 健康を守る(1)栄養学の観点(飽食の栄養科学)から健康について学ぶ | ||
【3】 | 健康を守る(2)先天的なからだを守るしくみを理解する | ||
【4】 | 健康を守る(3)後天的なからだを守るしくみを理解する | ||
【5】 | 健康を守る(4)からだを守る細胞とサイトカインのネットワークを理解する | ||
【6】 | 健康を守る(5)細胞外マトリックス成分のはたらきを理解する | ||
【7】 | 疾患の病態と治療(1)炎症性疾患の病態形成のしくみを理解する | ||
【8】 | 疾患の病態と治療(2)炎症性疾患でのケミカルメディエーターの役割を理解する | ||
【9】 | 疾患の病態と治療(3)炎症性疾患の病態と脂質メディエーターの役割を理解する | ||
【10】 | 疾患の病態と治療(4)炎症性疾患としての関節リウマチの治療を理解する | ||
【11】 | 健康の増進と食品(1)機能性食品の現状を理解する | ||
【12】 | 健康の増進と食品(2)特定保健用食品と健康食品の科学的基盤を理解する | ||
【13】 | 健康の増進と食品(3)食品の安全性について理解する | ||
【14】 | 健康の増進と食品(4)食品のリスク評価を学ぶ | ||
【15】 | 総合討論 自ら見出した課題について予防衛生薬学的観点から討論する |
評価方法 |
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課題レポート(60%)、討論および授業時の態度(40%) |
教科書 |
適宜プリントを配布 |
参考図書 |
備考 |
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オフィスアワー:木曜日4時から6時(香川薬学部研究棟7階。なお、随時対応します) |