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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 10077 | 担当教員名 | 小西 史朗 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 一般 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 1・2年 |
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授業概要 |
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神経系疾患および精神疾患に対する創薬をめざし薬物治療の原理を理解するためには、正常な脳神経系の構造と機能およびその病態生理的変化について知識を深めることは必須である。薬学の使命の中核である薬物治療と創薬に到達するために必要な知識と研究手法を学ぶことを、この神経生理科学の主要な目的とする。脳・脊髄を含めた中枢神経系および末梢神経系の神経細胞間シナプスにおける化学伝達およびその制御機構の細胞・分子基盤について学び、神経系の働きを支える神経細胞-グリア細胞間相互作用の新知見についても学習する。このように神経生理科学を体系的に学習することによって、神経系に関する基礎的な理解を深めるとともに、神経系疾患の病態生理学および予防・治療法についても学ぶ。 |
到達目標 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 神経生理科学概論(1): 脳神経系の構造・分類 | 講義・演習・実習 | |
【2】 | 神経生理科学概論(2): 脳神経系の構成要素(ニューロン・グリア細胞) | ||
【3】 | 神経伝達の生理学(1): 化学伝達研究の歴史的背景(化学・電気シナプス) | ||
【4】 | 神経伝達の生理学(2): 神経伝達物質の遊離機構 | ||
【5】 | 神経伝達の生理学(3): 神経伝達物質の受容体機構 | ||
【6】 | 神経伝達の生理学(4): 神経伝達の薬理学 | ||
【7】 | 神経細胞の電気的特性(1): ニューロンの静止電位・ケーブル特性 | ||
【8】 | 神経細胞の電気的特性(2): 興奮性と活動電位発生機構 | ||
【9】 | シナプス伝達機構(1): シナプス後電位(興奮・抑制)と反転電位 | ||
【10】 | シナプス伝達機構(2): 前シナプス機構(シナプス前抑制・促通) | ||
【11】 | ニューロン・グリア相関: ニューロン・グリア細胞間相互作用 | ||
【12】 | シナプス可塑性機構(1): 長期増強・長期抑圧 | ||
【13】 | シナプス可塑性機構(2): シナプス可塑性と記憶学習・認知機能 | ||
【14】 | 精神神経疾患(1): イオンチャネル・受容体機能障害よる疾患 | ||
【15】 | 精神神経疾患(2): 神経変性疾患・認知症・成体ニューロン新生 |
評価方法 |
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演習レポート(50%)・討論および実習 (50%) |
教科書 |
“From Neuron To Brain” JG Nicholls et al. (Sinauer Associates Inc 5版, ISBN-10: 0878936092) |
参考図書 |
“Principle of Neural Science” ER Kandel, JH Schwartz, TM Jessell (McGraw-Hill 4版, ISBN 0-8385-7701-6) |
備考 |
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講義項目のいくつかは実習・演習形式で実施する。薬理学講座に配属される大学院生は本演習科目を取得することが必須となる。 |