徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    薬理学 薬学専門研究(Research in Pharmacology)

科目番号10078担当教員名得丸 博史単位12単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次1・2・3・4年
授業概要
神経細胞(ニューロン)はシナプスを介して複雑な神経回路を形成する。シナプスはニューロン間情報伝達の場であるだけでなく、様々な薬物が作用する場でもある。高次の神経機能やシナプスにおける薬物の作用機序を理解するためにはシナプス伝達の分子基盤を明らかにする必要がある。授業では、シナプス伝達のメカニズムを解明するために、その過程に関わるタンパク質およびその複合体を生化学的・生理学的・薬理学的に解析し、シナプス伝達の機構を明らかにする。そこから得られたデータや研究の進め方について、小グループで討議し、研究者になるために必要な知識・技能の修得を目指す。

[養成したい人材像と履修目標]
神経生物学分野全般の知識に精通し、様々な視点から研究を推進する能力を有する人材を養成する。具体的には、生化学および分子生物学技法を行う能力を有し、かつ、薬理学的および生理学的アプローチの設計でき、シナプス機能に関する種々の問題を解決する能力を有する人材を養成する。

[関連授業科目および連携]
「薬理学 薬学演習」薬理学 薬学専門研究を通して得られる英語論文の知識や論理的に討論できる能力の開発と併せて、本専門研究による当該分野における研究能力の獲得を目指す。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】シナプス小胞の開口放出の分子機構 開口放出装置の分子基盤を解明する研究計画立案・実験・討論・実験ノート・発表会・学会発表・論文作成。 
【2】分泌顆粒の開口放出の分子機構 開口放出装置の分子基盤を解明する  
【3】開口放出の再構成 リポソーム系による開口放出現象の再構成  
評価方法
発表・討論・学会発表・英語論文作成と発表(60%)および研究態度(40%)
教科書
適宜、関連文献および装置操作マニュアル等。
参考図書
備考
薬理学講座に配属される大学院生は本科目を取得することが必須となる。
博士(薬学)の学位取得には、本薬学専門研究に基づき1報以上の論文(英文)の学会誌等(査読付)への発表が必要となる。