徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    細菌病原因子学 Bacterial Virurence Factor

科目番号10220担当教員名永浜 政博単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次1年
授業概要
【授業概要】
健康への関心の高まりや急速な高齢化社会を迎え病気の予防や治療がクローズアップされている。細菌が産生する種々の毒素は、多彩な生物活性を発揮し、病原因子として重要である。その作用機構や構造が明らかになるにつれ、細胞内情報や神経伝達の機構、細胞内代謝や細胞間の相互作用などに影響を与えることが明らかとなり、薬理学、生化学、分子細胞生物学などの様々な分野で、有用なツールとして使用されている。本講義では細菌毒素の作用を実験データーから解析し、毒素の作用をより詳細に説明する。
到達目標
【到達目標】
健康ならびに高齢者医療分野への応用につながる細菌病原因子学を学ぶことが履修目標である。本講義により、臨床現場における実践的能力、感染症治療薬の研究能力、指導力のある人材を養成することである。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】細菌病原因子論:感染症における細菌毒素の役割講義と演習各項目についての予習と復習 (1時間)
【2】細菌毒素各論(1):ガス壊疽の原因であるウエルシュ菌α毒素の構造と機能講義と演習各項目についての予習と復習 (1時間)
【3】細菌毒素各論(2):壊疽性腸炎の原因であるウエルシュ菌β毒素の構造と機能講義と演習各項目についての予習と復習 (1時間)
【4】細菌毒素各論(3):腸性中毒症の原因であるウエルシュ菌ε毒素の構造と機能講義と演習各項目についての予習と復習 (1時間)
【5】細菌毒素各論(4):腸性中毒症の原因であるウエルシュ菌ι毒素の構造と機能講義と演習各項目についての予習と復習 (1時間)
【6】細菌毒素各論(5):食中毒をおこすウエルシュ菌エンテロトキシンの構造と機能講義と演習各項目についての予習と復習 (1時間)
【7】細菌毒素各論(6):ボツリヌス毒素の作用機構講義と演習各項目についての予習と復習 (1時間)
【8】細菌毒素各論(7):破傷風毒素の作用機構講義と演習各項目についての予習と復習 (1時間)
【9】細菌毒素各論(8):クロストリディオイデス・ディフィシル毒素の作用機構講義と演習各項目についての予習と復習 (1時間)
【10】細菌毒素各論(9):ボツリヌス毒素と破傷風毒素の構造と機能講義と演習各項目についての予習と復習 (1時間)
【11】細菌毒素各論(10):クロストリディオイデス・ディフィシル毒素の構造と機能講義と演習各項目についての予習と復習 (1時間)
【12】細菌毒素各論(11):ボツリヌス菌による食中毒について講義と演習各項目についての予習と復習 (1時間)
【13】細菌毒素各論(12):クロストリディオイデス・ディフィシル感染症に対する治療や予防、及び、検出法講義と演習各項目についての予習と復習 (1時間)
【14】ワクチン開発:細菌毒素ワクチンを使用した感染症の予防法講義と演習各項目についての予習と復習 (1時間)
【15】治療への応用:細菌毒素をターゲットとした治療法講義と演習各項目についての予習と復習 (1時間)
評価方法
課題レポートおよび平常点(80%)討論および授業態度(20%)
レポートに対する解説・講評などは適宜知らせる。
教科書
ブラック微生物学 第2版 林ら 丸善出版ISBN-978-4-621-07808-2; 細菌毒素ハンドブック 櫻井ら サイエンスフォーラム ISBN-13-978-4916164544; この他、必要に応じて適宜プリントを配布
参考図書
備考
授業計画の数項目を外部講師に依頼することがある。
担当者:永浜、阪口
オフィスアワー:火曜日 17:00-18:00, 金曜日 17:00-18:00, 場所:21-0909  
実務経験なし