徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    医薬蛋白質科学 （Medicinal Protein Science）

科目番号10271担当教員名葛原　 隆単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期集中対象年次1
授業概要
【専門領域分野】医療解析・医療安全分野
【授業概要】本講義では生体内の最も重要な機能分子である蛋白質について、生化学・分子生物学・構造生物学・細胞生物学・遺伝子工学など多角的な手法を用いた研究などについて紹介する. 特に, インフルエンザウイルスのRNAポリメラーゼ, さらに遺伝子発現の中心にある転写因子、蛋白質の分子スイッチなどについて紹介する。
到達目標
【養成したい人材像と履修目標】薬の作用標的である蛋白質についてその構造と機能を学ぶことを通して、蛋白質から生体反応への展開に関する最先端の情報を獲得し、薬の主な作用標的である蛋白質を科学的に考察できる人材の育成を目指す。
１. 知識：蛋白質の構造と機能に関する基礎知識を習得する。
２. 態度：蛋白質の細胞機能への機能に関心を抱く。
３. 技能：蛋白質の生体における役割を説明できるようになる。
４. 思考・判断：蛋白質の医薬品の作用機序への関わりについて深く考える。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】蛋白質立体構造（１） 蛋白質とは何か？講義（一部集中講義を含む）。ノート・参考書などを復習すること。（３０分）
【2】蛋白質立体構造（２） 蛋白質の解析法講義（一部集中講義を含む）。ノート・参考書などを復習すること。（３０分）
【3】蛋白質立体構造（３） 蛋白質の立体構造とは何か？講義（一部集中講義を含む）。ノート・参考書などを復習すること。（３０分）
【4】蛋白質立体構造（４） 蛋白質の立体構造解析法講義（一部集中講義を含む）。ノート・参考書などを復習すること。（３０分）
【5】蛋白質とDNA（１） 蛋白質がDNAに結合すると何がおこるか講義（一部集中講義を含む）。ノート・参考書などを復習すること。（３０分）
【6】蛋白質とDNA（２） 蛋白質の集合講義（一部集中講義を含む）。ノート・参考書などを復習すること。（３０分）
【7】蛋白質とDNA（３） RNAポリメラーゼと転写複合体講義（一部集中講義を含む）。ノート・参考書などを復習すること。（３０分）
【8】蛋白質とDNA（４） DNAポリメラーゼとDNA複製講義（一部集中講義を含む）。ノート・参考書などを復習すること。（３０分）
【9】分子スイッチ（１） 転写因子は遺伝子のスイッチである。講義（一部集中講義を含む）。ノート・参考書などを復習すること。（３０分）
【10】分子スイッチ（２） ウイルスの遺伝子スイッチ講義（一部集中講義を含む）。ノート・参考書などを復習すること。（３０分）
【11】ドメイン: DNA結合ドメインと転写活性化ドメイン講義（一部集中講義を含む）。ノート・参考書などを復習すること。（３０分）
【12】モチーフという小さい単位講義（一部集中講義を含む）。ノート・参考書などを復習すること。（３０分）
【13】点変異が引き起こす生体への重大な影響講義（一部集中講義を含む）。ノート・参考書などを復習すること。（３０分）
【14】立体構造変化が引き起こす生体反応講義（一部集中講義を含む）。ノート・参考書などを復習すること。（３０分）
【15】総括 医薬蛋白質科学の展望と総括講義（一部集中講義を含む）。ノート・参考書などを復習すること。（３０分）
評価方法
課題レポート(60%)、討論および授業態度(40%)
【レポートの講評・解説】 レポートの講評を返却する。
教科書
細胞の分子生物学　第5版　Bruce Alberts, Julian Lewis, Martin Raff, Peter Walter, Keith Roberts, Alexander Johnson著　ニュートンプレス　ISBN 4315518670
参考図書
ワトソン遺伝子の分子生物学 第6版 ジェームス.D.ワトソン著 東京電機大学出版局 ISBN 4501625708
備考
【関連授業科目および連携】「バイオインフォマティクス」：蛋白質のアミノ酸配列の情報や立体構造の情報を扱う「バイオインフォマティクス」で得られるアミノ酸配列情報解析と共に考察することにより、蛋白質に関する総合的な知識を学ぶ事ができる。
オフィスアワー：オフィスアワー：木曜日１７：００〜１８：００、金曜日１７：００〜１８：００　21号館9階生化学教授室
分担教員：庄司正樹