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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 10273 | 担当教員名 | 今川 洋 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期集中 | 対象年次 | 1年 |
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授業概要 |
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【授業概要】 臨床現場において,医薬品の構造情報から未知の副作用を予測したり,その対処法を考案する能力を身につける上で,最も重要な事は,医薬品を分子として捉え,その機能の発現機構を,分子の動きとして理解しておくことである。本講義では,機能性分子として糖鎖をペプチドを例に取り,その入手法や機能発現の機序,医薬への応用について学ぶ。具体的には,糖化学の基礎を復習し、糖鎖の生体での役割,また糖鎖合成の実際を学ぶと共に、糖鎖から導かれた医薬品の作用機序や,機能性糖鎖の最近の話題について解説する。またペプチドの化学合成法の原理と,最新の手法についても解説する。 |
到達目標 |
【養成したい人材像と到達目標】 医薬品の構造式から,その医薬品の物性を予想できると共に,それを基に配合変化等,臨床現場で遭遇しうる現象を予想できる。(知識・技能) また特に糖鎖関連医薬品に関して,その作用機序が説明できると共に,新規な糖鎖合成法と,新規な糖鎖関連医薬品の分子デザインを考案できる。(思考・判断) ペプチドの化学合成法について,概説出来る。(知識・技能) |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 糖化学の基礎 (1) 単糖の種類,表記法,性質による分類 | 講義 | 配布プリント (40分) |
【2】 | 糖化学の基礎 (2) 多糖の種類,表記法 | 講義 | 配布プリント (40分) |
【3】 | 生体における糖鎖の役割 (1) エネルギー源としての糖,糖代謝 | 講義 | 配布プリント (40分) |
【4】 | 生体における糖鎖の役割 (2) 糖鎖を介した分子認識 | 講義 | 配布プリント (40分) |
【5】 | 糖鎖の合成:化学合成 (1) グルコシル化反応の基礎,糖供与体と活性化法 | 講義 | 配布プリント (40分) |
【6】 | 糖鎖の合成:化学合成 (2) 糖鎖合成の実際 | 講義 | 配布プリント (40分) |
【7】 | 糖鎖の合成:酵素を用いた合成 (1) 糖転移酵素を用いた糖鎖合成 | 講義 | 配布プリント (40分) |
【8】 | 糖鎖の合成:酵素を用いた合成 (2) 加水分解酵素(グリコシダーゼ)を用いた糖鎖合成 | 講義 | 配布プリント (40分) |
【9】 | 機能性分子としての環状オリゴ糖 包接の化学 | 講義 | 配布プリント (40分) |
【10】 | 環状オリゴ糖と医薬品 包接現象の医薬品への利用 | 講義 | 配布プリント (40分) |
【11】 | キラルプールとしての糖 光学活性な原料としての利用 | 講義 | 配布プリント (40分) |
【12】 | 創薬と糖 感染、免疫,診断薬と糖鎖の関わり | 講義 | 配布プリント (40分) |
【13】 | ペプチドの化学合成 | 講義 | 配布プリント (40分) |
【14】 | 医薬品としてのペプチド | 講義 | 配布プリント (40分) |
【15】 | 環状ペプチドの化学 | 講義 | 配布プリント (40分) |
評価方法 |
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試験(80%)・平常点(20%)試験結果は答案を開示してフェードバックする。 |
教科書 |
プリント・パワーポイント |
参考図書 |
糖鎖工学,産業調査会バイオテクノロジー情報センター出版 糖鎖生物学入門,Maureen E. Taylor, Kurt Drickamer (著),西村紳一郎,門出健次(監訳),化学同人 |
備考 |
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オフィスアワー:月曜日、金曜日の6時〜、場所:21-0603 担当者:今川 洋,葛西祐介(実務経験なし) |