徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    天然物化学 薬学専門研究 Research in Natural Products Chemistry

科目番号11797担当教員名堂上 美和単位12単位
科目群専門必修・選択必修開講期通年 対象年次1,2,3,4年
授業概要
近年、日本の老年人口が急速に増加している中、加齢に伴う認知症が深刻な問題になっている。しかし、アルツハイマー病を代表とする神経変性疾患(認知症)の発症原因は未だ不明であることから、根本的治療法は確立されていない。神経細胞の分化、成長、生存維持を手助けする神経栄養因子に着目し、自然界から活性物質を探索し、活性化合物の合成、構造活性相関および神経細胞内でどのようなメカニズムで作用しているのか解析する。生物有機化学からアプローチして神経変性疾患に対する予防・治療薬の開発研究を行う。また,近年発展している天然物メタボロミクスを活用して,抗菌活性,抗マラリア活性化合物等の生理活性物質の探索研究を行う。
到達目標
論理的思考に基づいて、(1)研究計画の立案、(2)研究の遂行、(3)課題の発見と解決、(4)論文の作成ができる。(知識、技能、思考・判断、態度)
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】神経栄養因子様化合物の探索研究:高等植物由来生理活性物質の探索研究研究計画立案・実験・討論・実験ノート・発表会・学会発表・論文作成研究に関する関連論文を読み、理解する(120分)
【2】神経栄養因子様化合物の探索研究:インドネシア産食用植物由来の生理活性物質の探索研究研究計画立案・実験・討論・実験ノート・発表会・学会発表・論文作成研究に関する関連論文を読み、理解する(120分)
【3】神経栄養因子様化合物の探索研究:神経細胞,PC12細胞,神経幹細胞を用いたスクリーニング研究計画立案・実験・討論・実験ノート・発表会・学会発表・論文作成研究に関する関連論文を読み、理解する(120分)
【4】合成研究:Pd触媒を活用した活性化合物の合成研究研究計画立案・実験・討論・実験ノート・発表会・学会発表・論文作成研究に関する関連論文を読み、理解する(120分)
【5】合成研究:神経活性化合物を基盤とした創薬化学研究研究計画立案・実験・討論・実験ノート・発表会・学会発表・論文作成研究に関する関連論文を読み、理解する(120分)
【6】ケミカルバイオロジー:神経栄養因子様化合物の活性発現機構の解明研究計画立案・実験・討論・実験ノート・発表会・学会発表・論文作成研究に関する関連論文を読み、理解する(120分)
【7】天然物メタボロミクスを活用した生理活性物質の探索研究研究計画立案・実験・討論・実験ノート・発表会・学会発表・論文作成研究に関する関連論文を読み、理解する(120分)
【8】天然物メタボロミクスを活用した生理活性物質の探索研究研究計画立案・実験・討論・実験ノート・発表会・学会発表・論文作成研究に関する関連論文を読み、理解する(120分)
評価方法
研究成果の発表、討論、論文作成(60%)および研究に取り組む姿勢・態度(40%)
発表や論文のフィードバックは、その都度行う。
教科書
適宜、英語論文など。
参考図書
適宜、英語論文など。
備考
天然物化学教室に配属される大学院生は本専門研究を取得することが必須となります。
「天然物化学 薬学演習」:天然物化学 薬学演習を通して得られる英語論文の知識や論理的に討論できる能力の開発と併せて本専門研究による研究能力の獲得を目指す。
担当教員:堂上、原田
オフィスアワー:月曜日 17:00〜18:00、水曜日 17:00〜18:00(21-0501)
実務経験:なし