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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 11868 | 担当教員名 | 山田 麻紀 | 単位 | 3単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 通年 | 対象年次 | 1・2・3・4年 |
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授業概要 |
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【専門領域分野】医薬品開発・高度医療分野 【授業概要】脳の基本的な機能ある記憶や、その連なりともいえる学習のメカニズムの解明には、まだ、人類は到達していない。解明に向かうには、多角的かつ総合的な多分野化学的手法の連携を前提としつつも、全く新しい方法論をこうかてきに適用して言うことが重要と考える。現在、香川薬学部薬理学講座においては、シナプスLTPが起きたシナプス部分に増量する蛍光蛋白質(EGFP-CapZ)のTransgenicマウス(ACE-TG)を作成、解析している。シナプスLTPは、神経細胞同士の間でのシナプスにおける情報伝達が、強い刺激の後に強化される生理現象であり、記憶の基盤とされる。従来電気生理学的手法でのみ、観察されていたLTPを、ACE-TGではECFP蛍光強度の上昇へと変換して感受できる可能性が高い。分子がもつ、時間的保持性や可視性、特異性などの優れた性質を利用し、新しい分子生理学を構築する展望が持てる。例えば、認知症や統合失調症における記憶・認知機能障害において、ACE-TGを創薬スクリーニングに応用すること、また一方で、システムレベル、細胞レベル、分子レベルでの記憶の基盤を明らかにすることを目指す。子連らの研究を遂行するために知識および方法論を伝授し、されに、ともに醸成開発し、研究成果を学会・論文発表できる能力を錬磨する。 |
到達目標 |
【養成したい人材像と履修目標】脳神経に関する高度な専門知識を習得した研究者を養成し、神経系の薬物療法および創薬に関する知識を活用して科学・医療関連分野で活躍・貢献できる指導的な人材の育成をめざす。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 記憶メカニズムに関する研究(1) 分子レベルでのシナプス可塑性機構について最新の知見を議論できることを到達目標とする | 論文検索調査(論文や創設の理解と調査発表)および研究報告の資料作成・発表討論 | |
【2】 | 記憶メカニズムに関する研究(2) シナプスレベルでの可塑性機構について最新の知見を議論できることを到達目標とする | ||
【3】 | 記憶メカニズムに関する研究(3) 細胞・システムレベルでの記憶メカニズムについて最新の知見を議論できることを到達目標とする | ||
【4】 | 記憶メカニズムに関する研究(4) 脳レベルでの記憶メカニズムと薬物について最新の知見を議論できることを到達目標とする | ||
【5】 | 認知症に関する研究 認知症の発症メカニズムについて最新の知見を議論できることを到達目標とする | ||
【6】 | 統合失調症に関する研究 統合失調症の発症メカニズムについて最新の知見を議論できることを到達目標とする | ||
【7】 | 自らの研究内容に関連した発表: 自分の研究テーマ内容に関係する最新の知見を発表・議論できることを到達目標とする。本領域との関連をふまえることが望ましい。 |
評価方法 |
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研究計画立案遂行・データ記録・整理・プレゼンテーション力・討論力・論文作成力 (100%)。発表、発言の機会を設定し、理解不足、また、よい発想があれば、その場で指摘する。また、課題への取り組み方や、考えの構築の仕方についてもフィードバックする(プロセスに対するフィードバック)。 |
教科書 |
関連研究分野の原著論文や総説など |
参考図書 |
関連研究分野の原著論文や総説など |
備考 |
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薬理学講座に所属する大学院生は本演習科目を習得することが必修である。また、博士(薬学)の学位取得には、本薬学専門研究に基づき1報以上の論文(英文)の学会誌等(査読付)への発表が必要となる。 |