徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    腫瘍解析治療学(pathological and therapeutic oncology)

科目番号20040担当教員名井上 正久単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次1年
授業概要
 悪性腫瘍の薬物治療には、抗悪性腫瘍薬の知識だけではなく、腫瘍の基礎的病態や臨床的な知識が不可欠である。本講義では、腫瘍、特に悪性腫瘍について、病理学、分子生物学、疫学などの、さまざま観点から体系的に講義を行い、腫瘍の発症機構、病態、診断などに関する基礎的知識を深める。さらに、抗悪性腫瘍薬および治療法について、最新の知見も交えて講義することにより、悪性腫瘍治療に関する知識を深め、悪性腫瘍患者へのチーム医療の一員である薬剤師に必要な能力を身につけることを目的とする。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】腫瘍総論 - 腫瘍とは講義形式(一部集中講義を含む) 
【2】腫瘍の疫学 - 悪性腫瘍の現状と未来  
【3】腫瘍の分子生物学(1)- 発癌と癌遺伝子、癌抑制遺伝子  
【4】腫瘍の分子生物学(2)- 癌細胞の動態とその解明  
【5】腫瘍の病理学(1)- 腫瘍の分類と確定診断  
【6】腫瘍の病理学(2)- 分化度や浸潤・転移と悪性度  
【7】腫瘍各論(1)- 胃癌、大腸癌、肝癌、食道癌  
【8】腫瘍各論(2)- 乳癌、子宮癌、前立腺癌  
【9】腫瘍各論(3)- 血液腫瘍、その他の癌  
【10】腫瘍の治療(1)- 集学的治療における薬物治療  
【11】腫瘍の治療(2)- DNA合成と抗悪性腫瘍薬  
【12】腫瘍の治療(3)- 抗悪性腫瘍薬の構造と作用  
【13】腫瘍の治療(4)- ホルモン療法薬、分子標的薬  
【14】腫瘍の治療(5)- 終末期医療と倫理的問題  
【15】腫瘍の治療(6)- 未来の癌治療  
評価方法
レポート、講義中の討論の内容などを総合的に評価する。
教科書
配布プリントを使用する。
参考図書
THE CELL 細胞の分子生物学、ルービン病理学
備考