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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 30010 | 担当教員名 | 福山 愛保 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 1 |
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授業概要 |
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【授業概要】 有機金属の特性を利用した有機反応は,従来型の反応でなしえない合成ルートの改善や短縮に貢献するため,最近の合成化学には頻繁に用いられている。本授業では,特に有機金属を用いた炭素-炭素結合形成反応に焦点を絞り有機金属化学の基礎理論と反応様式について解説する。さらに,有機合成で広く応用されている遷移金属の天然物合成と創薬化学への応用について学ぶ。 【養成したい人材像と履修目標】 基礎薬学分野において,創薬開発ならびに高度医療への応用につながる最先端の有機金属化学反応を詳細に学ぶと共に,その研究成果を挙げ,将来国際的な活動が期待できる指導的な人材の育成を目指す。 有機金属触媒の種類が概説できる,代表的な遷移金属触媒反応が説明できる,遷移金属の天然物合成と創薬化学への応用について説明できることを履修目標とする。 【関連授業科目および連携】 「不斉合成化学」:立体電子効果の概念を学ぶ「不斉合成化学」は本授業の分野に近接しており,連携して有機金属化学,有機化学反応を学ぶことができる。 |
到達目標 |
基礎薬学分野において,創薬開発ならびに高度医療への応用につながる最先端の有機金属化学反応を詳細に学ぶと共に,その研究成果を挙げ,将来国際的な活動が期待できる指導的な人材の育成を目指す。 有機金属触媒の種類が概説できる,代表的な遷移金属触媒反応が説明できる,遷移金属の天然物合成と創薬化学への応用について説明できることを履修目標とする。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 典型元素の特徴 1, 2族,12~18族の金属の性質と特徴,HSAB理論について | 集中講義形式 | |
【2】 | 典型金属・類似金属の反応 1, 2族,12~18族の金属を用いた有機合成反応の概要 | 集中講義形式 | |
【3】 | Siの特性と反応 Si の物理的特性と代表的な有機合成反応について | 集中講義形式 | |
【4】 | Bの特性と反応 B の物理的特性と代表的な有機合成反応について | 集中講義形式 | |
【5】 | Alの特性と反応 Al の物理的特性と代表的な有機合成反応について | 集中講義形式 | |
【6】 | 遷移金属の特徴 d軌道の概要と配位子について | 集中講義形式 | |
【7】 | 遷移金属を用いた反応の特徴 酸化的付加と還元的脱離について | 集中講義形式 | |
【8】 | 遷移金属(Pd, Ni)の反応 Pd, Niの典型的な反応について(Wacker酸化,クロスカップリング反応,β脱離,πアリル錯体など) | 集中講義形式 | |
【9】 | 遷移金属(Rh, Zr, Ti)の反応 Rh, Zr, Ti の特性を利用した有機合成反応について | 集中講義形式 | |
【10】 | 有機金属反応を活用した複雑な天然物合成 (I) Suzuki-Miyaura反応を利用した天然物合成の例について | 集中講義形式 | |
【11】 | 有機金属反応を活用した複雑な天然物合成 (II) Heck反応,Stille反応を利用した天然物合成の例について | 集中講義形式 | |
【12】 | 創薬化学について 抗がん剤の合成例 | 集中講義形式 | |
【13】 | 創薬化学の実際 (I) リード化合物の探索方法,コンビナトリアル化学について | 集中講義形式 | |
【14】 | 創薬化学の実際 (II) Rational Drug Design, SAR, QSAR について | 集中講義形式 | |
【15】 | 有機金属反応を活用した創薬化学 有機金属反応を活用した医薬品の合成例について | 集中講義形式 |
評価方法 |
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講義中の討論の内容及びレポートなどを総合的に評価する |
教科書 |
参考図書 |
ヘゲダス遷移金属による有機合成 ヘゲダス 東京化学同人 ISBN 978-4807907366 ウォーレン有機化学上・下 ウォーレン 東京化学同人 ISBN 978-4807905683, 978-4807905690 この他、必要に応じて適宜プリントを配布 |
備考 |
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