徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    医薬品解析学 Analytical Chemistry of Medicine

科目番号40153担当教員名田中 好幸単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期集中対象年次1, 2
授業概要
医薬品を扱う上で欠くことのできないのは分析である.定性・定量いずれの分析に関しても重要な役割をもち,極めて正確さが求められる.電磁波を利用するNMR等の各種分光法およびその他機器分析を取り上げて基礎からトピックスまでを紹介し,医薬品解析に役立つ実践的な方法論を学ぶ.特に有機医薬品・生体製剤の製造や品質評価を扱う上で重要な分子構造決定および反応種の観測について学ぶ.
到達目標
主として企業や大学・研究所の医療分野において医薬品分子の創製と解析が正確に出来るエキスパートの育成を目ざし,有機化学・生体分析化学・生物物理化学に立脚した基本的技能が習得できる.
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】構造解析概論(1)電磁波と化学物質(NMR分光法,その他分光法の基礎) 
【2】構造解析概論(2)NMR分光法と有機化合物構造解析 
【3】構造解析概論(3)二次元NMR分光法概論 
【4】構造解析概論(4)13C NMR分光法概説 
【5】構造解析概論(5)1H,13C以外の核種の多核NMR分光法概説 
【6】構造解析概論(6)その他の機器分析概説および解析例 
【7】構造決定(1)有機化合物の構造決定1 
【8】構造決定(2)有機化合物の構造決定2 
【9】構造決定(3)有機化合物の構造決定3 
【10】構造決定(4)核酸分子のNMR分光法 
【11】構造決定(5)核酸-金属複合体の構造決定(NMR分光法)1 
【12】構造決定(6)核酸-金属複合体の構造決定(NMR分光法)2 
【13】構造決定(7)核酸分子の振動分光法(ラマン/赤外分光法) 
【14】構造決定(8)核酸-金属複合体の構造決定(質量分析、CD分光法) 
【15】まとめ構造解析の意義 
評価方法
課題レポート (100%)
教科書
必要に応じて、プリントなどを配布
参考図書
能田,萩中,山口(編)「パートナー分析化学II」(改訂第3版)(南江堂)
備考
集中講義形式。授業計画の数項目を外部講師に依頼することがある