徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    情報システム工学実験B

科目番号34489担当教員名森本 滋郎単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次3年
授業概要
(授業目的・方針 等)
●当授業の全体的な目的は,座学での学習内容を,実験を通じてより確実なものにするところにある.併せて,レポート作成を通じて,科学技術文書作成の初歩を習得する. ●実験テーマ(A)レーザの性質と応用(三野):情報を得る道具として大切な光について実験を通じて学ぶ.その中でも中心的存在である半導体レーザの性質を知る.応用としてそれを用いて干渉計を構成する.ものごとの情報は実験データとして得られることが多いが,そのデータの整理方法を実習する.(B)グラフ描画プログラミング(森本):Visual Basicを利用し,折れ線グラフ等の描画プログラムを作成する.要求を満足するためのアルゴリズムを考え,繰り返し処理・分岐処理・配列・変数などを組み合わせながらソフト開発を進めることを体験する.(C)シミュレーション(田渕):実験がきく問題,実験がきかない問題というように分けるとき,社会科学方面の問題は概して実験がきかない.このような問題に対しては,数学モデルによるシミュレーションが問題解決の有力な道具になる.本実験では,動的計測問題を扱うことを通じて,シミュレーションが問題解決の有力な道具立ての一つになることを習得する.
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】授業の全体構成の説明と実験を円滑に進めるためのオリエンテーリング.レポートの書き方1.  
【2】レポートの書き方2.  
【3】レーザの性質と応用:三野担当第1週目:可視光半導体レーザを点灯し,フォトダイオードによる測光により偏  
【4】レーザの性質と応用:三野担当第2週目:半導体レーザを光源とした干渉計を組み,レンズの使い方の良否を調  
【5】レーザの性質と応用:三野担当第3週目:測定データの正規化.  
【6】レーザの性質と応用:三野担当第4週目:最小二乗法により、実験データをグラフとして描く.  
【7】グラフ描画プログラミング:森本担当第1週:要求定義.座標系と描画関数の理解.  
【8】グラフ描画プログラミング:森本担当第2週:関数のグラフの描画.グラフの拡大・縮小・回転.  
【9】グラフ描画プログラミング:森本担当第3週:ファイルの読み込み.折れ線グラフの描画.  
【10】グラフ描画プログラミング:森本担当第4週:移動平均法による平滑化.  
【11】シミュレーション:田渕担当第1週:動的計測と数学モデル  
【12】シミュレーション:田渕担当第2週:2次系モデルによる車輌の動的重量計測(1)  
【13】シミュレーション:田渕担当第3週:2次系モデルによる車輌の動的重量計測(2)  
【14】シミュレーション:田渕担当第4週:今後の展開とまとめ  
【15】レポートの書き方3  
評価方法
必ず出席して,必ず全実験を終了させること.換言すれば,一つのテーマでも終了できなければ,不合格である.
教科書
各実験時に配布
参考図書
適宜配布
備考
授業計画における15回分は,各テーマの内容を示したものであり,時間軸とは関係ない