徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    生体計測制御工学特論

科目番号00004担当教員名藤村 哲也単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次1,2年
授業概要
 ヒトの情報処理機構、特性、能力を知ることは、これからの工学において極めて重要です。授業の目的は、生体から発生する信号を対象として、発生のメカニズム、伝達機構、情報処理機構、制御機構などの基礎的な事柄の習得です。授業では、生体内の情報を知るために、生体の内で行われている情報処理のメカニズムや、観測方法を理解し、情報処理の立場から生体現象が的確にわかるようになります。
 
到達目標
 到達目標は、授業目的や必要性を交え、生体計測制御工学の果たす役割について理解し、生体から発生する信号について学び、生体信号の簡単な解析ができる程度を目指します。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】生体と情報ガイダンス、講義、質疑応答文献調査
【2】モデル化の手法講義、事例紹介、質疑応答文献調査
【3】生体情報計測の基礎講義、事例紹介、質疑応答文献調査
【4】時系列信号の計測講義、事例紹介、質疑応答文献調査
【5】機能画像の計測講義、事例紹介、質疑応答文献調査
【6】生体情報の解析手法講義、事例紹介、質疑応答文献調査
【7】パワー・スペクトルとスペクトログラム講義、演習、質疑応答文献調査
【8】クロススペクトルとコヒーレンス講義、演習、質疑応答文献調査
【9】情報の流れの解析講義、事例紹介、質疑応答文献調査
【10】情報伝達系としての神経系の概要講義、事例紹介、質疑応答文献調査
【11】視覚情報講義、事例紹介、質疑応答文献調査
【12】聴覚情報講義、事例紹介、質疑応答文献調査
【13】体性感覚情報講義、事例紹介、質疑応答文献調査
【14】記憶のメカニズムとモデル講義、事例紹介、質疑応答文献調査
【15】生体信号の生成と運動制御講義、事例紹介、質疑応答まとめのレポートを作成
評価方法
 文献調査レポートが多い授業を行うので、試験50%、平常点50%とし、到達目標の項目それぞれについて60%以上を合格とする。なお、平常点は、受講姿勢、演習の解答、レポートなどを総合的に評価する。
教科書
 雑誌や論文に掲載された資料を基にしたプリントを配布する。  
参考図書
 生体情報工学:小杉幸夫・武者利光,森北出版(株)、 文献を随時紹介
備考