徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    電子情報通信基礎工学特論 (Basis of Electronics, Information and Telecommunication)

科目番号10297担当教員名妹尾　尚一郎単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次1,2年
授業概要
　電子、情報、通信の各分野の基礎となる確率と情報理論について学ぶと共に、通信ネットワークを取り上げその設計や通信路上の誤り訂正、ネットワークセキュリティについてこれらが適用されるしくみを理解することを目的とする。
到達目標
�｜亮�(理解)　
・基本的な確率の定理、確率分布、情報理論、符号化と暗号、およびLANやインターネットの設計や通信路上の誤り訂正、
　ネットワークセキュリティについてこれらが適用されるしくみを理解する。
��態度(関心・意欲)　
・対象を定量的に把握して適切な数学的モデルで表現しようとする態度を身につける。
�５伺�(表現)　
・小規模な通信ネットワークの設計・運用の前提となる技能を習得する。
�せ弭諭θ獣如�
・数式やシミュレーションに基づく定量的な判断力を育む。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】確率の計算ガイダンス
講義
ディスカッション		確率の演習問題を解く
【所用時間】1.5時間
【2】確率変数と確率分布講義
ディスカッション		確率変数と確率分布の演習問題を解く
【所用時間】1.5時間
【3】確率過程講義
発表
ディスカッション		確率過程の演習問題を解く
【所用時間】1.5時間
【4】待ち行列講義
ディスカッション		待ち行列の演習問題を解く
【所用時間】1.5時間
【5】情報量講義
発表
ディスカッション		情報量の演習問題を解く
【所用時間】1.5時間
【6】通信路講義
ディスカッション		通信路の演習問題を解く
【所用時間】1.5時間
【7】符号化と誤り制御講義
ディスカッション		符号化と誤り制御の演習問題を解く
【所用時間】1.5時間
【8】ネットワークセキュリティ講義
ディスカッション		ネットワークセキュリティの事例について調査する
【所用時間】1.5時間
【9】PKIと公開鍵暗号講義
ソフトウェア実習
ディスカッション		公開鍵暗号の演習問題を解く
【所用時間】1.5時間
【10】共通鍵暗号講義
ディスカッション		共通鍵暗号の演習問題を解く
【所用時間】1.5時間
【11】ハッシュ関数とデジタル署名講義
発表
ディスカッション		デジタル署名の演習問題を解く
【所用時間】1.5時間
【12】インターネット暗号通信講義
ソフトウェア実習		インターネットの暗号技術について調査する
【所用時間】1.5時間
【13】インターネットVPN講義
ディスカッション		VPN技術について調査する
【所用時間】1.5時間
【14】IoTセキュリティ講義
発表
ディスカッション		IoT (Internet of Things)の事例について調査する
【所用時間】1.5時間
【15】まとめ講義
発表
ディスカッション		全体を復習し、調査結果について発表する
【所用時間】1.5時間
評価方法
演習課題や事例調査に対するレポートおよび発表のプレゼンテーションで総合評価する。
講義においてレポートやプレゼンに対する評価をフィードバックする。
教科書
講義資料を配布。
参考図書
「確率過程　超！入門」、松原望著、東京図書 ISBN978-4-489-02112-1、本体2,500円＋税
「コンピュータネットワーク　第5版」、タネンバウム他、日経BP社、ISBN978-4822284763、本体8,000円＋税
「わかりやすいディジタル情報理論」、塩野充著、オーム社 ISBN4-274-13138-6、本体2,300円＋税
「暗号技術入門」、結城浩、SBクリエイティブ ISBN978-4-7973-8222-8、本体3,000円＋税
「コンピュータネットワークセキュリティ」、八木毅・秋山満昭、村山純一、コロナ社、ISBN978-4-339-02495-1、本体2,500円＋税
「サイバー攻撃」、中島明日香、 ISBN978-4-06-502045-6、本体1,000円＋税
備考
確率と通信ネットワークの基礎知識を前提とする。ソフトウェア実習用のPCを用意すること。
【オフィスアワー】火曜日5講時（10号館7階3706 妹尾研究室）
【実務経験】1983年〜2012年　通信ネットワーク機器の研究開発に従事。