徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    システム制御工学特別研究��(System and control engineering II)

科目番号10278担当教員名上野　雅浩単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次1,2,3年
授業概要
高度経済成長時代に構築された橋梁や鉄塔などのインフラ設備が50年以上経ち、それらの保守に係る人やコストが社会問題となっている。最近、それらを解決する技術として、ハイパワーレーザによる錆落とし（除錆）技術が注目されている。本講義では、除錆用ハイパワーレーザのキー技術である光スポット制御技術、レーザヘッドから物体までの距離を測定する光測距技術について概説し、シミュレータのプログラミングとそれを使ったシミュレーションの実習を行う。
到達目標
光スポット形状制御技術、光測距技術を理解し、シミュレーションができるようにすること。
�｜亮院仝�波面形成の数式を理解する。
��態度　ゴールに対してプランを立案し、目標を見据えながらプラン変更をする姿勢を身に着ける。
�５伺宗仝�波面形成技術をプログラムで実装し、光学シミュレーションができるようになる。
�せ弭諭θ獣如‐鐺�頃から課題の発見に努め、解決方法を考え、実施することができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】光制御技術の概説講義、討論復習、文献調査（90分）
【2】キルヒホッフの回折積分の理論講義、討論復習、文献調査（90分）
【3】像形成理論講義、討論復習、文献調査（90分）
【4】長深度像形成の原理構築実習復習、文献調査（90分）
【5】長深度像形成シミュレータのプログラミング（１）
プログラミング環境構築		実習プログラミング（90分）
【6】長深度像形成シミュレータのプログラミング（２）
コーディング		実習プログラミング（90分）
【7】長深度像形成シミュレータのプログラミング（３）
デバッグ		実習プログラミング（90分）
【8】長深度像形成のシミュレーション実習シミュレーション（90分）
【9】光測距技術の概論（ＦＭＣＷ方式を中心に）講義、討論復習、文献調査（90分）
【10】ＦＭＣＷ方式測距技術講義、討論復習、文献調査（90分）
【11】ＦＭＣＷ方式測距方法のシミュレータ（１）
コーディング		実習プログラミング（90分）
【12】ＦＭＣＷ方式測距方法のシミュレータ（２）
デバッグ		実習プログラミング（90分）
【13】ＦＭＣＷ方式測距のシミュレーション実習プログラミング（90分）
【14】長深度像形成とＦＭＣＷ方式測距のシミュレーション結果報告（プレゼンテーション）実習シミュレーション結果のまとめ資料作成（90分）
【15】まとめ講義、討論復習、文献調査（90分）
評価方法
プレゼンテーション（70点）、平常点（30点）の計100点に基づき評価する。
フィードバックはGoogle Classroom等で行う。
教科書
適宜資料を配布する。
参考図書
キルヒホッフの回折積分が掲載されている文献。例えば次のもの。
「光波電子工学」、小山次郎、西原浩、コロナ社、ISBN4-339-00488-X
備考
【オフィスアワー】金曜4講時 10号館8階3804室
【実務経験】1989年〜2023年　日本電信電話株式会社にてデータ記録技術、3Dデータ取得技術、測距技術の研究開発に従事。