徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    情報工学特別研究Ⅰ(Study on Information Engineering I)

科目番号10284担当教員名妹尾 尚一郎単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次1,2,3年
授業概要
学部では、電気回路、電子回路について基礎的なものを学んだ。しかしながら、企業でのLSI回路開発は大規模であって、コンピュータを駆使して設計、解析が行われている。本講義では、それらの解析アルゴリズムについて講義する。
到達目標
解析アルゴリズムを理解し、利用できるようになること。
①知識 解析アルゴリズムを理解する。
②態度 自ら調べる姿勢を身に着ける。
③技能 解析アルゴリズムを利用できるようになる。
④思考・判断 理論を実際に応用すべく考えることができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】デバイスモデル ダイオードのモデル、バイポーラトランジスタのモデル講義はパワーポイントを使い、シミュレーションでデモを行う。授業の復習、毎回1.5時間
【2】MOSFETのモデル 大信号モデル、小信号モデル同上同上
【3】マクロモデル 微分器、積分器、OPアンプモデル、シュミットトリガ回路モデル同上同上
【4】小信号解析 節点解析とスタンプ、修正節点解同上同上
【5】回路方程式の解法 ガウスの消去法、LU分解法、ピボット選択、緩和法、シミュレーション同上同上
【6】過渡解析 数値積分法(1段数値積分法、多段数値積分法) 同上同上
【7】アダムス・バシュフォース法、アダムス・ムルトン法、ギアー法同上同上
【8】各種積分法の比較と予測子-修正子アルゴリズム、回路解析への応用同上同上
【9】数値積分法の安定性 アダムス・バシュフォース法、アダムス・ムルトン法、ギアー法 同上同上
【10】多段数値積分法の離散化モデル 回路解析への応用、波形緩和法によるVLSI回路の解析同上同上
【11】直流解析 動作点解析、ニュートン・ラフソン法、ニュートンの等価回路同上同上
【12】解曲線追跡法を用いた直流解の求解法 弧長法、後退差分公式、解曲線追跡回路同上同上
【13】ホモトピー法 ニュートン・ホモトトピー法、定点ホモトピー法、線形ホモトピー法、シミュレーション同上同上
【14】定常振動解析 時間領域での解法、周波数領域での解法、調波平衡法同上同上
【15】伝送回路の解析 回路方程式、伝送線路モデル、数値ラプラス逆変換同上同上
評価方法
授業における報告およびレポートに基づいて総合評価する。
授業においてレポートへのフィードバックを行う。
教科書
牛田明夫、田中衛、電子回路シミュレーション、コロナ社、本体3,400円
参考図書
備考
学生が授業を受けるために必要な準備学習や復習の内容等については、授業時に適宜指示する。
【オフィスアワー】火曜日5講時(10号館7階3706 妹尾研究室)
【実務経験】1983年~2012年 通信ネットワーク機器の研究開発に従事。