徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    バイオセンサー

科目番号10081担当教員名水野 貴之単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次2年〜
授業概要
授業概要:生物は常に外界からの情報を受け、あるいときは迅速に応答し、あるときは変化に備えている。
生物の情報処理機構は極めて巧妙であり,高感度で高い選択性を持つなど人工センサに比べて優れている点も多い。したがって,生物の情報処理機構を計測制御システムへ応用することにより,生物の感性に近いロボットや計測機器の開発が期待される。本講義では、生体センサに関する最新のトピックやデモを取り入れ,生体センサシステムへの理解と関心を深め得るよう講義を進める。
到達目標:生物が持つセンサー機能を理解し 応用例を知る。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】イントロダクション  
【2】ヒトにおける視覚情報処理に関して,眼の構造,視物質とその光反応,視細胞での光情報伝達機構について  
【3】ヒトにおける味覚情報処理に関して,味の分類,舌の構造,味情報の電気信号への変換機構について  
【4】ヒトにおける嗅覚情報処理に関して,鼻の構造,嗅細胞の匂い受容機構,匂い識別機構について  
【5】ヒトにおける聴覚情報処理に関して,耳の構造,電気信号への変換機構について  
【6】神経細胞における情報伝達に関して,各種レセプターによる情報伝達機構  
【7】細胞内外の情報を伝達するホルモンおよびセカンドメッセンジャーによる情報伝達機構  
【8】自己と非自己を認識して体を守るセンサとして機能する免疫系における情報伝達機構  
【9】生物時計に関して,概日リズムの情報処理機構  
【10】細菌のもつ走光性にかかわる光情報処理機構  
【11】細菌のもつ温度走性にかかわる温度情報処理機構  
【12】植物の発芽,成長,緑化,開花などにかかわる光環境情報処理機構  
【13】生体物質の持つ優れた分子認識機能を利用した酵素センサ,免疫センサと測定原理  
【14】シグナル伝達模倣センサ  
【15】まとめ  
評価方法
試験
教科書
参考図書
備考